松たか子、広瀬すず、上川隆也、志尊淳が再集結! 野田秀樹×QUEENの衝撃作、世界ツアー決定
野田秀樹が英国のロックバンド・クイーンのアルバム「オペラ座の夜」を舞台化し、7月から再演される「『Q』:A Night At The Kabuki Inspired by A Night At The Opera」が、東京、大阪に加え、ロンドンと台北でも上演されることが決まった。初演時オリジナルキャストの松たか子、上川隆也、広瀬すず、志尊淳らが再集結する。
【写真】「『Q』:A Night At The Kabuki Inspired by A Night At The Opera」に初演キャストが再集結
クイーンが1975年に発表した傑作「オペラ座の夜」。「このアルバムが持つ演劇性をヒデキの手によって本当の“演劇”として広げられないか?」。クイーン側のスタッフから持ち込まれたオファーが、かねてから野田の頭にあったシェイクスピアの名作『ロミオとジュリエット』の “その後の物語” という着想に結び付き、2019年、『Q』は生まれた。
12世紀の日本、激しく対立する源氏と平家。その戦禍、たった5日間―43万2000秒の恋に身を焦がす若き瑯壬生(ろうみお)と愁里愛(じゅりえ)。すれ違って死を迎えるはずの2人が、もしも生きていたら…。
舞台を14世紀のイタリアから12世紀末の日本に移し、両家の対立を源平合戦に見立てたこの奇想天外な構想は、2019年に初演を迎え、7万人を超える観客を魅了し、第27回読売演劇大賞・最優秀作品賞を受賞した。
今回のワールド・ツアーの企画は、初演の東京公演を来日観劇したクイーンの伝説的マネジャーのジム・ビーチが絶賛したことで、クイーンのお膝元であるロンドン公演の計画が動き始めた。東京・大阪公演に加え、ロンドンと日本文化に精通する台北を巡演する。
舞台「『Q』:A Night At The Kabuki Inspired by A Night At The Opera」は、東京・東京芸術劇場プレイハウスにて7月29日~9月11日、大阪・新歌舞伎座にて10月7~16日上演。