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沢田研二×松たか子、春を感じる若竹煮をほおばる『土を喰らう十二ヵ月』特報解禁

映画

映画『土を喰らう十二ヵ月』ポスタービジュアル

映画『土を喰らう十二ヵ月』ポスタービジュアル(C)2022『土を喰らう十二ヵ月』製作委員会

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沢田研二

松たか子

中江裕司

 沢田研二が主演を務め、松たか子が共演する映画『土を喰(く)らう十二ヵ月』の公開日が、11月11日に決定。沢田と松が若竹煮をほおばる姿などを収めた特報とメインビジュアルが解禁された。

【動画】沢田研二主演『土を喰らう十二ヵ月』 “目に楽しい”特報

 本作の原案は、作家・水上勉の料理エッセー『土を喰う日々 ―わが精進十二ヵ月―』。水上は女性編集者の勧めで約1年間にわたり軽井沢の山荘にこもる。畑を作り、子供の頃に禅寺で身につけた料理を作り、その様子を執筆するという生活を送った。そのエッセーの豊かな世界観から着想を得て、『ホテル・ハイビスカス』(2002)、『ナビィの恋』(1999)の中江裕司監督が独自に物語を創作した。

 作家のツトム(沢田研二)は、人里離れた長野の山荘でひとり暮らしている。山の実やきのこを採り、畑で育てた野菜を自ら料理し、季節の移ろいを感じながら、原稿をしたためる生活。時折、担当編集者で恋人の真知子(松たか子)が東京から訪ねてくる。食いしん坊の真知子とふたり、旬のものを料理して一緒に食べるのは楽しく、格別な時間。年の離れた恋人がいて、悠々自適な暮らしをするツトムだが、13年前に亡くした妻の遺骨を墓に納められずにいる…。

 特報は、抹茶をたてるツトムを見た真知子が、思わず「いい男ね~」とみとれる場面から始まる。続いて、本作の料理担当で料理研究家の土井善晴氏が手掛けた自然の恵みが満載の料理や、ツトムと真知子が春を感じさせる若竹煮をほおばる姿などが映し出されている。特報でも使用されている作品全編で流れるジャズは、『花束みたいな恋をした』(2021)などの大友良英が担当。本作に軽やかなリズムを加えている。

 今回解禁された特報とメインビジュアルで表現しているのは、「喰らうは生きる 食べるは愛する いっしょのご飯が いちばんうまい」という本作のメインテーマ。「いただきます」と手を合わせ、四季の恵みに感謝し、出来立ての料理をいただく沢田と松の姿が微笑ましい。

 その一連の流れを特報と同様に、メインビジュアルでも表現するため、本作ではポスターとチラシの絵柄をそれぞれ変えて、2パターンのビジュアルを展開。ポスターは、ツトムと真知子が食事を前に手を合わせる姿。チラシは、真知子が見つめる中、ツトムが皿に手を伸ばす姿が切り取られている。そして両方とも下部には、土井氏が手掛けたツトムの日々の食事(ほうれん草の胡麻和えの膳、お粥の膳)と、四季と暮らしの風景がデザインされている。ビジュアルの中央で存在感を放つタイトル題字は、型染作家の山内武志氏が担当。型を作り和紙に染める手法で、本作の世界観を表現した。

 映画『土を喰らう十二ヵ月』は、11月11日より全国公開。

映画『土を喰らう十二ヵ月』特報

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