元テレ朝アナ・大木優紀「アナウンサーは“潰しがきかない”」痛感した瞬間

元テレビ朝日アナウンサーの大木優紀氏が、ABEMAが24日から25日まで22時間にわたって放送した転職に特化した特別番組『ABEMA Prime 転職を考える22時間』に出演。テレビ朝日から一般企業に転職した現在について赤裸々に語った。
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番組では、2ちゃんねる創設者のひろゆきこと西村博之氏と、大木氏らテレビ局を退職しセカンドキャリアを歩むゲスト陣を迎え、お酒を片手に本音トーク満載のZoom飲み会を実施。
大木氏は、今年1月に18年勤めたテレビ朝日のアナウンサーから「NEWT」という海外旅行の予約アプリを運用する旅行ベンチャー「令和トラベル」に転職。広報として働いている。
そんな大木氏は転身に至った経緯について、「テレビ朝日のことは好きだし、18年半、アナウンサーとして楽しく過ごしてきた。ただ、創業者のnoteを読んで、コロナ禍で本当にダメになっている海外旅行事業をあえてスタートさせるという逆張りの発想に胸が熱くなるものがあった。業界がゼロリセットされるというのは、新規参入にとっては本当にビッグチャンス。『ここで働いてみたい、絶対にこの機会を逃しちゃダメだ』という気がした」と語った。
ひろゆき氏から「年収1000万円は超えていたはずなのに、なぜ不安定な道を選んだのか」と問われた大木氏は「台本作成などいろんなものをお膳立てしていただける環境でアナウンサーをしていたので、自分のスキルには偏りがあると感じていた。共働きだし、40歳になったタイミングだったので、一度ゼロから立ち上げる世界を見てみたかった。実際に外の世界に出てみると、本当にアナウンサーは“潰しがきかない”と感じた。当初は社内のコミュニケーションツールさえ使いこなせず、今まで私は何をしてきたのだろうと思った」と転職後にぶつかった壁についても赤裸々に告白した。
一方で、ひろゆき氏から「元アナウンサーという肩書はやはり強いのでは?」と投げかけられると、大木氏は「本当にテレビ朝日に感謝している。“取材する側”から“取材してもらう側”になったことで、テレビの影響力の大きさを改めて感じているし、メディアのヒエラルキーの中においては依然トップの位置にいると思う。テレビ離れが叫ばれているけれど、辞めてみたことで、まだまだテレビは“死んでいない”という感覚が強くなった」と明かした。