シルベスター・スタローン、76歳の誕生日! シリーズ最大ヒット作が生まれ変わる!!『ロッキーVSドラゴ:ROCKY IV』予告解禁
シルべスター・スタローンが監督・脚本・主演を務めた映画『ロッキー4』が、スタローン自らの手で再構築され、42分の未公開映像を加えて、新たなロッキーシリーズ『ロッキーVSドラゴ:ROCKY IV』として8月19日より全国公開されることが決定。併せて、ポスターと未公開シーンが収められた予告編が、スタローンの76歳の誕生日である7月6日、解禁された。
【動画】映画『ロッキーVSドラゴ:ROCKY IV』 未公開シーンを含む3分の予告編公開
シリーズ最大のヒット作となった『ロッキー4』(米国1985年、日本1986年公開)で監督・脚本・主演を務めたスタローンは、長い間、自分が理想とする作品に作り直したいという思いを持っていたという。コロナ禍で時間ができたスタローンは、すべての映像に目を通し、未使用シーン、音声トラック、劇伴にいたるまで何百時間もかけ徹底的に見直した。そして、王者ロッキー、元王者アポロ、殺人マシーン・ドラゴらファイターたちの闘いまでの道のりに焦点を当て、物語を再構築。米国での公開35周年を迎えた2020年に、新作といっても過言でない新たな「ロッキー」を誕生させた。
王者アポロ・クリードとの戦いを経て、チャンピオンとなったロッキー・バルボアの前に、ソ連から“殺人マシーン”イワン・ドラゴが現れる。ドラゴとの激戦によって、ライバルであり親友のアポロを失ったロッキーは、対ドラゴ戦のため、ソ連へ乗り込むが…。
スタローンは本作について、「ドラマの中身に重点を置きたかったんだ。登場人物の心に注目して、より感情的に、より責任感を持って。何故このシーンを使っていない? 当時の俺は何を考えていたんだ?ってヘコむこともあった。今考えると使うべきシーンは明確だから。当時の自分の人生観に疑問をもったよ(笑)。前の『ロッキー4』を作った頃の俺は、今よりかなり薄っぺらだったんだ。今回、新たに『ロッキーVSドラゴ』として生まれ変わった。タイムマシンに乗るようなこのチャンスを得たことに感謝している。オリジナルが作られてから35年の間に、僕はたくさんのことを経験し、生きてきた。僕は変わったし、映画も変わった。そして、この作品は『ロッキー』に関わった全ての人に敬意を示している。『ロッキー』はCGも特撮も使ってない。それでも『ロッキーVSドラゴ』は一層大きくなった。オリジナルは1:85だったけど今回はワイドスクリーン。音楽も新たな手法で編集されて、4チャンネルが100チャンネルになったんだ。俺は耳がおかしくなったのか?と信じられないくらいだよ(笑)」とメッセージを寄せた。
予告編は、「『ロッキー』は生まれ変わった」というスタローンの言葉から始まる。
ロシアのプロボクシング進出を知らせるニュースを見たアポロは、「俺は勝てる」と自信を見せ、ドラゴに試合を挑もうと決意する。
アポロを止めようとするロッキーだったが、彼の「お願いだ友として」「力を貸してくれ、これが最後だ」という言葉に反論できず、アポロがリングに立つことを許してしまう。試合が始まると、ドラゴとアポロの力の差は歴然。ロッキーは、ドラゴとの激戦により、ライバルであり親友のアポロを失うことになる。
親友のアポロの雪辱を果たすべく、対ドラゴ戦に向けてソ連へ乗り込む事を決意するロッキー。厳しいトレーニングを乗り越え、周囲のサポートのもと、“殺人マシーン”ドラゴに挑むロッキーの結末はいかに。
米国では一晩限りの限定上映だったが、日本では8月19日より全国の映画館のスクリーンで見ることができる。
映画『ロッキーVSドラゴ:ROCKY IV』は、8月19日より全国公開。