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ヤンジャン『少年のアビス』、実写ドラマ化 荒木飛羽が主人公・令児役で連ドラ初主演

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ドラマ『少年のアビス』で令児を演じる荒木飛羽

ドラマ『少年のアビス』で令児を演じる荒木飛羽(C)峰浪りょう・集英社/「少年のアビス」製作委員会・MBS

 累計発行部数100万部突破の峰浪りょうによる漫画『少年のアビス』(集英社「週刊ヤングジャンプ」連載中)が、若手俳優・荒木飛羽の主演で実写ドラマ化され、MBSほかにて9月より放送されることが決まった。荒木は連続ドラマ初主演。

【写真】原作者・峰浪りょうによるドラマ化お祝いイラスト

 この物語は、生まれ育った環境に縛られ絶望の淵にいた高校生の主人公が、ある出会いをきっかけに、生きることは何か…希望を追い求める、“心中”から始まるスーサイドラブストーリー。閉塞感が漂う田舎町という小さな世界の中で、行き場がない少年と、その家族、幼なじみ、教師…強烈な個性を放つ登場人物たちの、心の闇や絶望を赤裸々に描いていく。

 黒瀬令児は何もない田舎町で、引きこもりの兄、認知症の祖母、その2人の相手に疲れ切った母親と家族4人で暮らしていた。祖母の介護と仕事で忙しい母・夕子に早く楽をさせるため、高校卒業後は大学に進学せず就職することを考えていた令児は、この町から出ることを心の底では願いつつも、半ば諦めていた。「家族」「将来の夢」「幼なじみ」…そのどれもが、令児をこの町に縛り付けていた。これからも、何もない町、変わるはずのない日々の中で何も変わらず平凡に生きていく、そんな毎日に嫌気がさした高校2年生のある日、令児は運命を変える「彼女」と出会う。それは、田舎町にいるはずのない憧れのアイドル・青江ナギだった。自分をこの町から解放してくれると直感したナギが差し出した救いの手は、“心中”だった―。

 主演の荒木は「初主演ということと、令児を演じさせていただくことに、緊張と楽しみという感情があります。もともとすごく大好きな作品で、ドラマ化されることがあるなら、『自分がやってみたい!』と思っていました」とメッセージを寄せている。令児と同じ現役の高校2年生という等身大の姿で、思春期の繊細な心情を表現する。

 監督はかとうみさと。「『少年のアビス』実写化の監督を出来たら今世に未練はないと周りに言い続け、実現させていただけたことが今でも夢のようです!」と本作への熱い思いを語る彼女は、今回が連続ドラマ初のメイン監督となる。脚本は狗飼恭子。

 原作者の峰浪は「『少年のアビス』がまさかのドラマ化…!!嬉しい気持ちと本当にいいの…?というドキドキザワザワした気持ちで未だに混乱しております。主演の荒木さんに初めてお会いした時『令児が三次元にいる!!!』と思わず驚嘆いたしました。年齢も令児と同年代の荒木さんだからこそリアルな『少年のアビス』を見られると思います」とコメントしている。

 ドラマ特区『少年のアビス』は、MBSにて9月1日より毎週木曜24時59分、テレビ神奈川にて9月1日より毎週木曜23時、チバテレにて9月2日より毎週金曜23時、とちテレにて9月8日より毎週木曜22時30分、テレ玉と群馬テレビにて9月8日より毎週木曜23時30分放送。

※荒木飛羽ほかコメント全文は以下の通り

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■荒木飛羽、峰浪りょう、かとうみさとコメント

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