高橋愛、“ベルばら”原作者・池田理代子の連載当時の思いに「先生も一緒に革命を起こしてらっしゃった」
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タレントの高橋愛が16日、東京シティビューにて開催された「誕生50周年記念 ベルサイユのばら展 ーベルばらは永遠にー」オープニングセレモニーに、『ベルサイユのばら』原作者の池田理代子と共に出席。原作のファンだという高橋が、オスカルを模倣したというコーディネートを披露し、池田とトークを繰り広げた。
【写真】『ベルサイユのばら』の原作者・池田理代子
今年、『ベルサイユのばら』連載開始から50年を迎えることを記念して開催される本展は、連載当時の貴重な原画を、池田の作品への想いや言葉を交えながら展示し、宝塚歌劇からテレビアニメに至るまで、“ベルばら”を丸ごと楽しめる内容となっている。
オスカルをイメージした衣装で登壇した高橋は、「オスカル様にはだいぶ及ばないですけど、自分のできる限り精一杯着ました」と満面の笑み。池田に「ステキですね」と褒められると、照れ笑いしながらも恐縮していた。
池田は原作開始50年の今の気持ちを聞かれ、「歳とったなという気持ちです」と苦笑いし、「描き始めた時は24歳。50年も経ったら生きていないと思っていたんですけど、生きていて、こんなにすごい展覧会もできて。同じくらいの年代の方をはじめ、お子さん、お孫さんと、世代を超えて愛してくれるのはありがたいです」と感謝。連載当時の思い出を質問され、「当時、漫画は子どもたちにとって害毒で、ずいぶん叩かれた。その中で頑張った記憶があります」と苦い思い出を打ち明けると、貴重な話に真剣に耳を傾けていた高橋は「先生も一緒に革命を起こしてらっしゃったんですね」と感心しきりの様子だった。
高橋は宝塚がきっかけで“ベルばら”ファンになったと言い、「オスカルみたいになりたいと思っています。大人になってから改めて読み返してみると、オスカルの素晴らしさがもっと分かる」と熱弁し、「今日もオスカルのTシャツを着て来ました」と照れ笑いしながら告白。
同展では多くの貴重な品が展示されているが、池田は「ビックリしました。(制作陣の)意気込みをすごく感じました」と言いつつも、「50年前の自分の絵が恥ずかしい。下手だったなと。今ならもっとうまく描けたのにという気持ちが強いです」と苦笑い。高橋は「感動ですね」と目を丸くしながら口にし、「原画だけでなく、先生が当時の思いを描いたコメントなどすごくて。オスカルのドレスもステキでした」と興奮気味にコメント。さらに「宝塚のコーナーなどもありすごく盛りだくさんなので、ぜひ体感してほしい。オスカルパフェも本当に素敵です」とアピールしていた。
「誕生50周年記念 ベルサイユのばら展 ーベルばらは永遠にー」は東京シティビュー(六本木ヒルズ森タワー52階)にて9月17日から11月20日まで開催。