『バッドガイズ』まるでタランティーノ映画!? ノリノリなダンスシーンの裏側公開
ユニバーサル・スタジオ×ドリームワークス・アニメーションのアニメ映画『バッドガイズ』より、クエンティン・タランティーノ監督作品の伝説のダンスシーンを想起させる、ノリノリのダンスシーンの裏側を明かす特別映像が解禁された。
【動画】『バッドガイズ』ダンスシーン解禁!! 振付師が語る裏側
主人公は、権力者や富豪たちから華麗なテクニックで財宝を奪う怪盗集団バッドガイズ。児童書にして「ニューヨーク・タイムズ」のベストセラーリスト入りを果たした同名漫画を原作とした本作は、笑いに満ちたキャラクター、スパイ映画のスリル、ノンストップなカーチェイス、斬新なプロダクションデザインや多彩な音楽で描かれるクライム・コメディー。
「ワルをやるなら思いきり」を合言葉に、次々とハデな盗みを成功させてきた怪盗集団バッドガイズ。“天才的スリ”にしてカリスマ的リーダーのウルフが率いるのは、“金庫破り”のスネーク、“変装の達人”シャーク、“肉体派”ピラニア、そして“天才ハッカーの毒舌ガール”タランチュラと、個性豊かなメンバーばかり。お尋ね者の5人組が次に狙うのは、名だたる強盗たちも奪えなかった伝説のお宝・黄金のイルカ。国立美術館で開催されるパーティに潜り込み、大胆な作戦でイルカを手に入れるも、あと一歩のところで大失敗。逮捕されてしまう。
そして、街の名士であるマーマレード教授の指導のもと、バッドガイズをグッドガイズに変えるというまさかの実験が行われることに。知事と警官の監視の中、ノったフリしてウラをかき、史上最大の犯罪をもくろむバッドガイズ。しかし、そんな彼らの知らないところで、さらなる巨悪が密かに動き始めていた―。
今回解禁されたのは、バッドガイズのリーダー・ウルフと唯一バッドガイズを恐れないやり手の新知事ダイアンがノリノリで踊るシーンの裏側を、ダンスの振付を担当した振付師のスーザン・マイズナーが解説する特別映像。
「振付をする時はいつも物語を最優先に考える」というスーザンは「ウルフとダイアンは通じ合ってる。負けず嫌いで遊び心も」と、怪盗と知事という敵対しているはずの2人の関係性を考えながら振付をしたと明かす。続いて「アニメだと限界がない。想像上のキャラクターだから何でもできる」「だからダンサーには無理をさせちゃった。キツネとオオカミが躍るんだもの」と語り、実写では実現不可能な「ダイアンがウルフを持ち上げくるくると回転させる」シーンが流れる。
そして最後は「完成した映画を見た時は本当にワクワクした。圧巻の映像よ。でも、その上に友情の物語があるの。誰もが共感できる」と、作品をアピールして締めくくっている。
製作のデイモン・ロスは、本作について「ミスター・ウルフと一味が展開する世界を作るのなら、典型的なCGアニメ映画にひねりを加えたかった。僕は彼らの世界に、スティーヴン・ソダーバーグ、ガイ・リッチー、クエンティン・タランティーノが作り出すようなイメージを見いだしたし、日本アニメの巧みなアクションと、僕が子供の頃に読んだフランスのグラフィック・ノベルの面白おかしさも感じていた。そして、それら全てが、イギリス映画の犯罪ものらしいサウンドトラックと、クールでジャズめいた粋に結びついていた。あらゆるものが含まれていて、そこが素晴らしかったんだ」と、アニメーション作品の枠に収まらない本作を構成する要素を明かしている。
アニメ映画『バッドガイズ』は、10月7日より全国公開。