アカデミー賞有力候補『アムステルダム』日本版声優陣に高橋広樹&三石琴乃&田村真ら
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映画『アムステルダム』の日本版声優が一挙解禁。親友3人組のバート(クリスチャン・ベール)を高橋広樹、ヴァレリー(マーゴット・ロビー)を三石琴乃、ハロルド(ジョン・デヴィッド・ワシントン)を田村真が演じる。さらに、ロバート・デ・ニーロ演じるギル役の佐々木勝彦、ラミ・マレック演じるトム役の三上哲ら、豪華なキャスト陣にふさわしい日本版声優が集結した。
【写真】クリスチャン・ベール、マーゴット・ロビー、ジョン・デヴィッド・ワシントンが親友3人組に 映画『アムステルダム』場面写真
デヴィッド・O・ラッセル監督の7年ぶりの新作となる本作。舞台は1930年代のニューヨーク。オランダのアムステルダムで出会った3人は、ひょんなことから“ある殺人事件”に巻き込まれ容疑者に。ぬれぎぬを晴らすために、何があっても守り合うと誓っていた親友3人組は、ヤバい作戦を思いつくも、事件の真相に迫っていく中で、やがて“世界の歴史上、最も衝撃的な陰謀”へと巻き込まれてしまう─。
日本版声優には、アニメーション作品やハリウッド大作、舞台に映画やドラマなどで活躍するベテラン声優陣が集結。
楽観主義な医師のバート(クリスチャン・ベール)の吹き替えを務めるのは高橋広樹。「クリスチャン・ベールの役作りの繊細さに酔いしれ、バートというキャラクターの楽観主義でありながら芯の強さを持つ人物像に触れ、吹替収録自体非常に楽しくやらせていただきました。豪華キャストの名演が目白押しの今作をぜひ楽しんで頂ければと思います。“ほぼ実話”という巨大な陰謀とは如何なるものでしょうね」とコメントした。
負けん気が強い女性ヴァレリー役(マーゴット・ロビー)の吹き替えは三石琴乃が担当。“生きる意味”を込めた作品を生み出すアーティストとして活動するヴァレリーを演じた三石は「登場から勇敢で情熱的でピュア! そして美しいヴァレリー! 魂を覗き込んでくる神々しいその瞳に一瞬で心奪われました。戦争により価値観も何もかも混沌とした時代でも、自分の“愛するもの”を求め力強く生きる彼女の言葉に胸を打たれました。大人になると忘れてしまう命の輝き、友情、青春、愛するものが本作には詰まっています」と本作の魅力を力説する。
しっかり者の弁護士ハロルド役は、『TENET テネット』などでもジョン・デヴィッド・ワシントンの吹き替えを務めた田村真。「“言葉、言葉、言葉”。これがこの映画を観終わった後の最初の感想です。登場人物達がまあよく喋ります。会話の応酬の中から重要な情報を見逃すまいと必死に台本の台詞を追いました。(なので吹き替え版お勧めです!)今作で吹き替えたジョン演じるハロルドは、揺るぎない信念で真実を追い求め、真っ直ぐに未来へと進みます。決して後退はしないのです」と、自身の演じるキャラクターの魅力を明かした。
そして、3人組を取り巻くキャラクターたちも豪華声優陣が脇を固める。
ロバート・デ・ニーロ演じる元軍人のギルは、退役軍人に大きな影響力を持つ軍のカリスマ的存在。殺人のぬれぎぬを着せられた親友3人組はギルのもとに助けを求めにくるが、果たして味方なのか敵なのか、3人の運命を握る重要なキャラクターだ。そんなギルの吹き替えを務めるのは佐々木勝彦。「私が吹き替えの仕事を始めたのが40代の頃でした。ロバート・デ・ニーロは、これまで何作品か担当させていただきましたが、今作も貫禄たっぷりのお芝居で演じていて楽しい収録でした。私の一歳年長でもあり、当時は『凄い役者が出て来たものだ』と思っていましたし、私自身も生涯役者として頑張りたいと思わせてくれる存在です」と、名優デ・ニーロに抱く思いを告白した。
また、法律の力で弱者を助ける弁護士のハロルドに“検死依頼人”を紹介した資産家のトム(ラミ・マレック)の吹き替えを務めるのは三上哲。「本作は1930年代の実話をベースとした、重厚でありながらも、ハラハラするエンターテインメント性溢れるクライム・ストーリーです。三人の友情を中心に物語が進み、そこにトムがどう絡んでくるのか…? 役者も声優陣も豪華で、そこに参加させていただきとても光栄に思っています!」と喜びを語った。
そのほか、アニャ・テイラー=ジョイ演じるリビー役に豊崎愛生、ゾーイ・サルダナ演じるイルマ役に木村涼香、アンドレア・ライズボロー演じるベアトリス役に加藤美佐、クリス・ロック演じるミルトン役に細川祥央、マイケル・シャノン演じるヘンリー役に谷昌樹、マイク・マイヤーズ演じるポール役に多田野曜平、マティアス・スーナールツ演じるゲトワイラー刑事役に斉藤次郎、アレッサンドロ・ニヴォラ演じるヒルツ刑事役に赤坂柾之、テイラー・スウィフト演じるリズ役に岸本望と、名だたる声優陣が集まった。
映画『アムステルダム』は、10月28日より全国公開。