“スーパーヒーロー役”のオファー断り続けたドウェイン・ジョンソン、『ブラックアダム』で初挑戦した理由
DC映画最新作『ブラックアダム』が12月2日公開される。世界を救わない最“恐”のアンチヒーロー、ブラックアダムを演じるドウェイン・ジョンソンは、これまで多数の“スーパーヒーロー役”のオファーがあったにもかかわらず断り続け、ついに本作で規格外の強さを持つブラックアダムを演じることになった。その理由とは?
【写真】その強さ“規格外” ドウェインの存在感ありすぎ『ブラックアダム』ポスター
学生時代はアメフト選手として活躍し、卒業後はカナダのフットボールチームで活動。その後プロレスラーへと転身し、俳優となったドウェイン。プロアスリートを引退した後もマッチョボディーを維持し続けているどころか、年々その身体に磨きがかかっている(ちなみに握力は192kg)。
そんなドウェイン、子供の頃にブラックアダムと出会い、衝撃を受けたという。「ブラックアダムに初めて出会ったのは、とても幼い頃だった。多くのヒーロー達を見てきたけど、中でも自分と似た見た目のキャラクターという点で彼に惹かれたよ。それに彼はどんな時でもヤバいやつだったから、そういった点も何か感じるところがあったね。ブラックアダムは昔から私のDNAの一部だったんだ」と、ブラックアダムに幼少期からシンパシーを感じていたことを明かす。
ブラックアダムは圧倒的なパワーを持つヒーローであるにもかかわらず、“世界を救わない”という自分なりの正義を貫くキャラクター。ドウェインは、「ヒーローを演じるなら今まで誰も演じたことがなく、DCユニバースのヒエラルキーを変える力を持つキャラクターが良かったんだ」と明かした。
本作のプロデューサーであり学生時代からドウェインを知るハイラム・ガルシアも「素晴らしいスーパーヒーローは世界中にたくさんいる。でもドウェインがヒーローを演じるなら、既存の枠から少し外れていて、スーパーヒーローのモラルを問うことを可能にするようなキャラクターを見つけたいと思っていたんだ」と語る。まさにブラックアダムこそドウェインが長年求めていたヒーローだったのだ。
本作では、5000年の眠りから覚めたブラックアダムが、邪魔者全員をワンパンで制圧し、戦闘機でもお構いなしにぶっ壊す“規格外のパワー”を振りかざし大暴れ。そんなルール無用でやりたい放題のブラックアダムの前に、世界を守るヒーロー軍団ジャスティス・ソサイエティ・オブ・アメリカ(JSA)が立ちはだかり、世界を全く救わないアンチヒーローとスーパーヒーローチームが激突する。
正義感あふれるキャラクターや愛きょうある役どころも得意とするドウェインと、ジャンル映画で気を吐くビジュアル派の鬼才ジャウマ・コレット=サラ監督(『エスター』『フライト・ゲーム』『ロスト・バケーション』など)が最強タッグを組み、最”恐”の破壊神 VS 最強ヒーローチームの一大バトルを圧倒的スケールで描き出す。
映画『ブラックアダム』は、12月2日より全国公開。