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ネット小説が洗脳する恐怖 実際の事件から発想のスリラー『戦慄のリンク』日本公開版予告

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映画『戦慄のリンク』場面写真
映画『戦慄のリンク』場面写真(C)2020伊梨大盛傳奇影業有限公司

 映画『リング0』『おろち』の鶴田法男監督が中国で新たに仕掛けたAIサスペンス・スリラー映画『戦慄のリンク』より、日本公開版予告編が解禁された。

【動画】『戦慄のリンク』日本版予告

 1990年代初頭、ビデオ映画『ほんとにあった怖い話』(現在『ほんとにあった怖い話【新装版】』としてDVD発売中)を手掛け、世界を席巻するJホラーを生んだ監督たちに多大なる影響を与えた“Jホラーの父”であり、関連シリーズ76万部突破『恐怖コレクター』の小説家でもある鶴田監督。本作では中国の小説家マー・ボオンの原作を基に、SNSなどを介して参加者を洗脳し自殺に扇動するなどロシアから世界を巻き込んで大問題となった青い鯨(ブルーホエール・チャレンジ)事件からインスピレーションを受け、新たなサスペンス・スリラーを誕生させた。

 主演は、台湾の人気男優で『返校~言葉の消えた日』やジャッキー・チェン製作の中国ドラマ『成化十四年~都に咲く秘密~』のフー・モンポーと、有名ブランドのモデルやNetflix『流星花園2018』ほか映像ドラマで活躍する中国の若手女優スン・イハン。スタッフには、撮影に『鎌倉殿の13人』『曇天に笑う』の神田創、編集を『クライマーズ・ハイ』の須永弘志、音響効果に『事故物件 恐い間取り』の大河原将、照明を『私はいったい何と闘っているのか』の丸山和志、そして音楽をアニメ『約束のネバーランド』の小畑貴裕と日本の敏腕スタッフたちが集結している。

 大学生のジョウ・シャオノア(スン・イハン)は、前日に電話で話した従姉のタン・ジンが自殺したことが信じられず、従姉の大学の同級生で犯罪心理学に詳しい記者志望のマー・ミン(フー・モンボー)に相談する。タン・ジンのパソコンを調べることにしたシャオノアは、ショウ・ナという女性とのチャットのやりとりと、貼られたリンクからネット小説「残星楼」の存在を知る。シャオノアはそのネット小説を読むが、突然、自分の名前を呼ぶ謎の声と“髪の長い女”が現れ、得体のしれない恐怖に襲われる。シャオノアはマー・ミンとともにネット小説の謎を探るが、やがて「残星楼」に関わっていたメンバーが次々に自殺していることを知る。そして二人にも死の恐怖が忍び寄り…。

 予告編は、主人公シャオノアの従姉タン・ジンが不安げに「怖い小説を読んで今眠れないの」と電話で訴える場面から始まる。そして、シャオノアとマー・ミンが、タン・ジンらの自殺の原因となった小説「残星楼」を読んだ後、彼らの無意識の領域に恐怖が襲い掛かる様子が緊迫感たっぷりに描かれていく。今回鶴田監督がチャレンジした、日本の映画ではなかなかできないという隠し絵的なギミック映像も垣間見える、Jホラーと中国サスペンスが融合した本作の世界観に期待が高まる予告となっている。

 映画『戦慄のリンク』は、12月23日より全国公開。

映画『戦慄のリンク 』日本公開版予告編

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