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本木雅弘よりメッセージコメント動画到着 『ジェラール・フィリップ 最後の冬』で吹替担当

映画

 フランス映画史上に燦然と輝くスター、ジェラール・フィリップ の生誕100周年を記念した映画祭「ジェラール・フィリップ生誕100年映画祭」が、11月25日より開催される。このたび、同映画祭の目玉となるドキュメンタリー映画『ジェラール・フィリップ 最後の冬』より、吹き替えナレーションを務めた本木雅弘のメッセージコメント動画、パトリック・ジュディ監督のコメント、場面写真が解禁。併せて、映画評論家の山田宏一からの応援コメントも到着した。

【動画】本作で全編吹替ナレーションを務めた本木雅弘のコメント

 ジェラール・フィリップは、1922年にフランス・カンヌで生まれ、1959年に36歳でこの世を去った、フランス映画史上最も愛された夭折の名優。『肉体の悪魔』(1947年)などに出演し、25歳で瞬く間にスターに。フランス国立民衆劇場の舞台俳優としても看板的存在だったが、映画『花咲ける騎士道』(1952年)で世界的な人気を獲得した。正統派美男スターとして、スタンダール原作の文芸大作『赤と黒』(1954年)や、画家モディリアーニを演じた『モンパルナスの灯』(1958年)など数多くの名作に出演している。

 クロード・オータン=ララ、ルネ・ クレマン、ルネ・クレール、イヴ・アレグレ、マルセル・カルネ、ルイス・ブニュエル、ロジェ・ヴァディムら数々の名監督に愛され、幅広い役柄に挑戦したジェラール。陰鬱とした繊細な役から、陽気なプレイボーイやドンファンまで演じ、ジャン・コクトーが「汚れなき喜劇、悲劇俳優の手本」、アニエス・ヴァルダが「彼は心を持っていた。勇敢だった」、そして映画評論家の淀川長治は「映画史上最高のアイドル」と称えるなど、世界中で愛されてきた。

 今回の映画祭の目玉となるのが、生誕100周年を記念して製作され、今年の5月に開催された第75回カンヌ国際映画祭クラシック部門でプレミア上映された最新ドキュメンタリー映画『ジェラール・フィリップ 最後の冬』。2020年にフランスの文学賞、ドゥ・マゴ賞を受賞した「ジェラール・フィリップ 最後の冬」(中央公論新社/ジェローム・ガルサン著/深田孝太朗訳)を元に、ジェラールの人生の軌跡を描いた作品だ。

 いかにしてスターになったのか俳優としてのキャリアを描く一方、ハリウッドからの高額なオファーを断り、お金に困っていた旧友の演劇に出演していたこと。1944年8月のパリ解放時にはパリ市庁舎の奪回にも協力するなど、対ナチ・レジスタンス運動へ参加していたこと。戦後は、妻のアンヌに背中を押され、コミュニストとして熱心に活動するなど、自分の名声を正義と平和のために捧げたこと。そして1959年の夏に病に倒れてからも、復帰に向けて野心的に舞台の企画を立てていたこと。さらに、出演映画のメイキングや貴重な舞台の映像、家族とのプライヴェートフィルムなど、最新技術でレストアされた未公開の秘蔵映像を使いながら、これまであまり明かされることのなかった「人間」ジェラール・フィリップの知られざる真実を映し出している。

 このたび、同作で全編吹き替えナレーションを務めた、俳優の本木雅弘のメッセージコメント動画が解禁。動画で本木は、お気に入りの出演作について「『肉体の悪魔』です。年上女性とのロマンスの物語で、17歳の青年の役を25歳のジェラール・フィリップが演じましたが、演技が完成されていました。本当に無防備で、素直に心の形を変化させている。ただ若かったからだけじゃなくて、生まれ持っていた資質なんじゃないかなと思いました」などと熱弁。『ジェラール・フィリップ 最後の冬』については「皆の希望に応えて生きたジェラールさんの使命感や情の厚さに拍手をしたくなりました」と感想を述べている。

 映画祭「ジェラール・フィリップ生誕100年映画祭」は、2022年11月25日よりヒューマントラストシネマ有楽町、シネ・リーブル池袋、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて開催。

 ※本木雅弘とパトリック・ジュディ監督、山田宏一のコメントは以下の通り。

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<コメント全文>

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『ジェラール・フィリップ 生誕100年映画祭』予告編

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