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アレック・ボールドウィン、過失致死罪で起訴へ 映画撮影現場の銃誤射事故で

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アレック・ボールドウィン、過失致死で起訴へ
アレック・ボールドウィン、過失致死で起訴へ(C)AFLO

 2021年10月に、ウエスタン映画『Rust(原題)』の撮影現場で起きた銃誤発射による死亡事故。銃を構えたアレック・ボールドウィンと武器担当者が、過失致死の容疑で起訴されることがわかった。

【写真】「アレック・ボールドウィン」フォトギャラリー

 この事故は、2021年10月に、米ニューメキシコ州のボナンザ・クリーク牧場で撮影中だった『Rust(原題)』のリハーサル中に発生したもの。アレックの構えた銃が誤発射し、撮影監督のハリーナ・ハッチンズさんが亡くなり、監督のジョエル・ソウザが負傷した。

 ニューメキシコ州のサンタフェの地区検事長が19日に声明を発表し、ハッチンズさんの死亡に対する過失致死容疑2件で、アレックと武器の管理を担当していたハンナ・グティエレス・リードを訴追するとした。2件は、いずれも有罪になれば最高で禁錮1年6カ月、罰金5000ドル(約64万円)を科される可能性がある。また、銃器の使用に関する強制的刑罰が加わり、刑期が5年になることもあり得るそうだ。

 声明では、「アレック・ボールドウィン、ハンナ・グティエレス、デヴィッド・ホールズの3人の内、1人でも自分の仕事をしていれば、ハッチンズさんは今日も生きていました」と記され、「現場に残された証拠は明らかに、『Rust』の撮影現場において不法に安全が無視されていたという事を示しています。ニューメキシコ州では、銃の安全性と公共の安全に対する州の取り組みに違反する撮影現場は許されません」としているそうだ。

 アレックに銃を手渡した助監督のデヴィッド・ホールズは司法取引を行い、武器使用の過失で有罪と認める代わりに、懲役刑を免れ、6カ月の保護観察処分となるみられる。

 アレックはこれまで、自分は撮影用だと銃を手渡され、引き金も引いていないと主張していた。起訴を受け、アレックの弁護士は同日声明を発表。「起訴は、ハリーナ・ハッチンズさんの悲劇的な死を歪ませるものであり、法を極度に曲解するものです。ボールドウィン氏は、撮影現場に実弾があること、ましてや銃に実弾が入っていたと、ボールドウィン氏が信じる根拠がありません。彼は一緒に働く専門家を信頼し、銃に実弾は入っていないと告げた者を信頼したのです。我々は闘います。そして勝利します」と述べた。

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