『星降る夜に』“鈴”吉高由里子を追い詰める謎の人物はムロツヨシ!
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吉高由里子が主演を務め、北村匠海が共演するドラマ『星降る夜に』(テレビ朝日系/毎週火曜21時)の第6話(2月21日放送)で、鈴(吉高)をつけ回してきた謎の人物を演じるシークレットキャストがムロツヨシであることが明かされた。
【写真】ムロツヨシ、『大恋愛』脚本・大石静と再タッグ! “鈴”吉高由里子を攻撃してきた謎の人物に
脚本家・大石静の完全オリジナル作品となる本作は、のどかな海街を舞台に、感情を忘れて孤独に生きる35歳の産婦人科医・雪宮鈴(吉高)と、音のない世界で自由に生きる10歳下の遺品整理士・柊一星(北村)という、命の《はじまり》と《終わり》をつかさどる対照的な2人が、星降る夜の出会いを機に、世の中のさまざまな固定概念を鮮やかに飛び越えながら運命の恋を育んでいくヒューマン・ラブストーリー。
第6話では、ついに一夜を共にした鈴と一星が幸せの絶頂に浸る中、最後の最後で物語は戦慄(せんりつ)の展開に。「雪宮鈴は人殺し」とSNSに書き込み、鈴をつけ回してきた謎の人物が、とうとう鈴の前に堂々出現した。
2018年に大石脚本ドラマ『大恋愛~僕を忘れる君と』で、若年性アルツハイマー病に冒された妻への純愛を貫く小説家を演じたムロ。ところが今回、大石が信頼するムロに託した役は、強い夫婦愛ゆえに心が壊れてしまった男・伴宗一郎。伴は5年前、妊娠した妻の命を救うことができなかった鈴を逆恨みし、医療裁判を起こすも、鈴に落ち度はなかったため敗訴。裁判が終わって3年がたった今も、なお恨みを募らせ続けている。
脚本を読み、「大石さぁーん、そんなストーリーにしないでぇ、俺出さないでぇ、やめてあげてぇ、俺でなければ素敵な美しい世界なのだからぁ」と思わず心の中で叫びつつも、「申し訳ねぇな、けどやり切らんとな」と奮起したというムロ。
その役者魂は見事に芝居に昇華され、顔はおろか、キャストクレジットすら白塗りで隠されての初登場となった第3話で、握りこぶしを震わせながら鈴を尾行する姿が映し出されるや、震え上がった視聴者がこぞって「キャストはいったい誰なのか!?」と考察を開始。その後、第4話で映し出された目元のアップ、さらに第5話で「人殺し!」と叫ぶ声を受け、ネット上では「この声、ムロさんな気がする!」「ムロさん×大石さんの『大恋愛』タッグだったら激熱!」と、謎の人物=ムロツヨシと推察する人が急増していた。
実はこの考察合戦、ムロ本人もチェックしていたそう。「声だけで『もしかして? ムロ?』と思ってくれた方がいたみたいで、うふっとも思えましたが、後に恨まれるだろうな、と。とある素敵な俳優さんのお名前を挙げている方もいたと聞いて、その方たちに『すまん俺だ、俺ですまん』とも思いました」と素直な心境を明かした。
第6話ラストでも不敵な笑みを浮かべ「また人殺してませんか?」と詰め寄るなど、何とも言えない気味の悪さが漂う伴になりきり、吉高演じる鈴をとことん追い詰めきたムロ。吉高とは過去にドラマ『豆腐姉妹』(2010年)などで共演、今回『星降る夜に』で数年ぶりに仕事で顔を突き合わせたというが…。
ムロは「久々とは思えないくらいの良い距離感で世間話をした後の撮影で、『もうヤダ、ほんとにヤダ』と吉高さん」。役者としては“してやったり”の反応を目の当たりにしたムロは「私は少しだけ成長して、しっかり嫌われてあげられる役者になってあげられているのかもしれません。吉高さんの感想をドラマの全撮影が終わってから聞きたいな」と手応えをにじませた。
そんなムロが演じる、物語後半戦のカギを握る伴が、2月28日放送の第7話ではさらに暴走。伴の悲しい過去の全貌が明かされると同時に、鈴がさらなるピンチに直面してしまうことに。
「皆さん、お邪魔します。本当にお邪魔します。私を嫌い、恨み、憎んで、そして他の登場人物の方たちを思いっきり愛してくだされば」と、殊勝に視聴者へ呼びかけるムロ。彼が次回、タガが一気に外れたように開放する伴の狂気と、ずっと清算できずにいた、やりきれない思い、それを受けて鈴の心に生まれる新たな思いとは…。
ドラマ『星降る夜に』は、テレビ朝日系にて毎週火曜21時放送。
ムロのコメント全文は以下の通り。