＜第46回日本アカデミー賞＞最優秀監督賞は『ある男』石川慶監督
映画
「第46回日本アカデミー賞授賞式」が10日、都内で開催され、『ある男』の石川慶監督が最優秀監督賞を受賞。石川監督は、「先輩方が作った日本映画という大河のバトンを繋いでいくことが役目なんだ」と語った。
【写真】石川慶監督、最優秀監督賞受賞に歓喜！
『ある男』は、芥川賞作家・平野啓一郎のベストセラー小説を、映画『愚行録』や『蜜蜂と遠雷』など世界的に高い評価を受けた石川慶監督が映画化。「愛」と「過去」をめぐる感動ヒューマンミステリーを描く。
本作は、今年度最多13部門で優秀賞を受賞するなど、大きな評価を得ている。石川監督は「今日集ってくださっている役者の方々のお話を聞きながら、現場ですごく迷惑をかけたなと思っていました」と苦笑いを浮かべると「監督って自分一人ではなにもできなくて、結局『演じてください、これを撮ってください』とわがままを言うだけの仕事だと実感しました」と語る。
さらに「それを皆さんが受けていただけるから、自分が監督としてここに立てているんだと思います」とスタッフ・キャストへの感謝を述べると「功労賞を受賞された大先輩方の背中を見て思うことがありました。この賞というのは、日本映画の先輩方が作ってくださった大河があって、それを僕らが繋いでいくバトンなんだと思います」としみじみ語っていた。
■優秀監督賞（★は最優秀賞受賞者）
★石川慶『ある男』
小泉堯史 『峠 最後のサムライ』
樋口真嗣 『シン・ウルトラマン』
廣木隆一 『月の満ち欠け』
吉野耕平 『ハケンアニメ！』
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