「ジョン・ウィック」ランス・レディックさん急死、60歳 キアヌ・リーヴスら共演者が追悼コメント
「ジョン・ウィック」シリーズや『THE WIRE/ザ・ワイヤー』で知られるランス・レディックさんが急逝した。60歳だった。突然の訃報を受け、キアヌ・リーヴスら関係者が追悼コメントを発表した。
【写真】「ジョン・ウィック」のコンシェルジュ役でおなじみのランス・レディックさん
現地時間3月17日、「ジョン・ウィック」シリーズでホテルのコンシェルジュ、シャロンを演じるランス・レディックさんが、ロサンゼルスの自宅で亡くなっているところを発見されたと代理人が発表した。突然の自然死だったという。訃報を受け、共演者らが声明を発表した。
「ジョン・ウィック」シリーズのキアヌ・リーヴスとチャド・スタエルスキ監督はPeopleを通じて共同で声明を発表。「愛する友人で同僚でもあるランス・レディックの訃報に接し、深く悲しみ、胸が張り裂ける思いです。彼は完璧なプロフェッショナルであり、彼と仕事をすることは喜びでした。奥様のステファニーとお子さんたち、ご家族、ご友人の皆さんに愛と祈りを捧げます。(シリーズ最新作)『ジョン・ウィック:コンセクエンス』を彼の愛する思い出に捧げます。寂しくなります」とした。
同シリーズで共演したイアン・マクシェーンも同誌に対してコメントし、「ショックで信じられません。ランスは素晴らしい人で、素晴らしい同僚でした。奥様ステファニーとご家族に、お悔みと安らぎ、愛を捧げます」と発表した。
同シリーズで共演したハル・ベリーは、インスタグラを更新し、彼の写真をシェア。「心からのお悔みを、ご家族と彼を愛したすべての方に贈ります。『ジョン・ウィック』のセットで初めて会った時、ランスがくれた大きな笑顔と心温まるハグを一生忘れません。彼のハートは何よりも大きくて、優しくてスウィートなエネルギーが部屋を明るくしてくれました。天国はまた一人エンジェルを手にしました。大切な友人、寂しくなります」と綴った。
この他、ジェームズ・ガン監督やギレルモ・デル・トロ監督、スティーヴン・キングなどもSNSを通じて追悼コメントを出している。
ランスさんは、1962年米メリーランド州ボルチモア生まれ。「ジョン・ウィック」シリーズのほか、ボルチモアを舞台に警察と麻薬組織のドラッグ戦争を描くHBOのドラマシリーズ『THE WIRE/ザ・ワイヤー』のセドリック・ダニエルズ警部補役で知られ、この他にもドラマ『FRINGE/フリンジ』、や『BOSCH/ボッシュ』、映画『エンド・オブ・ステイツ』などで愛された。
アメリカで3月24日に公開される『ジョン・ウィック:コンセクエンス』(2023年9月日本公開)にも出演。第5弾とスピンオフ『バレリーナ(原題)』にも出演予定だった。