キアヌ・リーヴス、亡くなった『ジョン・ウィック』ランス・レディックさんを追悼
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『ジョン・ウィック』シリーズのキアヌ・リーヴスが、同作の共演者で、昨年3月に逝去したランス・レディックさんを偲んだ。
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Varietyによると、この度キアヌがサイエンスフィクションやファンタジー、ホラー作品に贈られるサターン賞授賞式で、第一回ランス・レディック・レガシー・アワードを受賞。Peopleのインタビューで、ジョン・ウィックが人気を得たのはランスさんのおかげだと、手紙にしたためたことがあると明かしたそうだ。
ランスさんは『ジョン・ウィック』シリーズ全4作で、ニューヨークのコンチネンタルホテルのコンシェルジュ、シャロンを演じ、キアヌ演じるジョン・ウィックとのケミカルを見せた。しかし2023年3月、第4弾『ジョン・ウィック:コンセクエンス』の公開直前に、60歳の若さでこの世を去っている。
キアヌはランスさんについて、「彼は創造性や自分の作品、アートに対して情熱の炎を持っていた」とコメント。「彼とは8年に渡り4作品で一緒に仕事をする機会を得ました。親しくなりましたが、彼には得も言われぬ品があり、ユーモアのある面白い人でもありました」と語った。
そして、彼こそ『ジョン・ウィック』成功の立役者であると言及。「彼に言ったことがあります…いや実際は手紙に書きました。ジョン・ウィックが人々に愛されているのは、シャロンがジョン・ウィックを愛しているからです。シャロンがジョン・ウィックを愛したからこそ、ジョン・ウィックは救われた」。
さらに、彼との間には画面上に映し出される以外にも絆があったと明かす。「彼と共演するとき、お互いに愛情がありました」「シャロンには愛情があり、スクリーンの外でも僕らの間には愛情がありましたから、『ジョン・ウィック』シリーズで役を演じ、チャド・スタエルスキと仕事をするのが楽しかった」とコメント。「生涯に一度のプロジェクトです。彼もわかっていたと思います。共演できてとても良かった」と振り返った。
レディックさんが亡くなった後、キアヌとスタエルスキ監督は『ジョン・ウィック:コンセクエンス』を「彼の美しい思い出に捧げる」と発表した。なお、同作の好評をうけ、ライオンズゲートは第5弾の制作を発表しているが、詳しい内容については明らかになっていない。