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『CLOSE/クロース』ルーカス・ドン監督来日決定 声優・山下誠一郎の柔らかな声が涙を誘う予告編も解禁

映画

 第75回カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞し、第95回アカデミー賞国際長編映画賞にノミネートされた映画『CLOSE/クロース』より、ルーカス・ドン監督の来日が決定。併せて声優・山下誠一郎のナレーションを収録した予告編と、メインビジュアルも解禁された。

【動画】声優・山下誠一郎によるナレーションが涙を誘う予告

 本作は、色鮮やかな花畑や田園を舞台に、無垢な少年に起こる残酷な悲劇と再生を描く物語。第75回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に選出され、「観客が最も泣いた映画」(BBC.com)と称されグランプリを受賞。そして、第95回アカデミー賞では国際長編映画賞にノミネートされるなど各国の映画賞で47受賞104ノミネートを果たした。

 監督を務めるのは、バレリーナ志望のトランスジェンダーの少女を描いた『Girl/ガール』で第71回カンヌ国際映画祭カメラドール(新人監督賞)を受賞し、鮮烈なデビューを飾ったルーカス・ドン。主人公レオを演じるのは、本作が俳優デビューとなるエデン・ダンブリン。幼馴染のレミには、同じく本作で俳優デビューを果たすグスタフ・ドゥ・ワエル。子どもでもなく大人でもない10代特有の揺れ動く心情を繊細に表現した二人に、世界中から賛辞が贈られている。

 今回解禁されたのは、『ディズニー ツイステッドワンダーランド』のエース・トラッポラ役や、『刀剣乱舞-ONLINE-』の薬研藤四郎/愛染国俊役などで知られる声優・山下誠一郎の柔らかな声が涙を誘う予告動画。

 13歳のレオとレミは、学校でも放課後でも24時間ともに過ごす大親友。ある日、親密すぎるあまりクラスメートにからかわれたレオは、レミへの接し方に戸惑い、そっけない態度をとってしまう。気まずい雰囲気のなか、二人はささいなことで大げんかになり、その後仲違いをして…。

 レミと一緒じゃない毎日はどこか空虚でどんより暗い。モヤモヤする日々を過ごすレオに、さらに追い打ちをかけるように悲しい報せが届く。泣きながら走るレオの頭の中を駆け巡るのは、レミの笑顔と一緒に過ごし幸せだった日々。「僕のしたことは、君をどれだけ傷つけたのだろう…」。誰もが経験したことのある「後悔」と「孤独」。少年の記憶は、いつかどこかで感じた“あの日の痛み”を甦らせる。

 同じく解禁となったメインビジュアルが捉えているのは、誰にも奪われたくないのか、とても大切そうにレミを抱きしめるレオの姿。憂いを帯びたブルーの瞳でじっとこちらを見つめるレオの視線の先には、どんな未来が待ち構えるのか。

 そしてこのたび、ルーカス・ドン監督の来日が決定。5月9日に新宿武蔵野館にて開催されるジャパンプレミアに登壇予定。ルーカス監督の来日は2019年4月の『Girl/ガール』ジャパンプレミア以来、2回目となる。

 映画『CLOSE/クロース』は、7月14日より全国公開。

映画『CLOSE/クロース』本予告

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