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第75回カンヌ国際映画祭グランプリ受賞作『CLOSE/クロース』、7月14日公開&特報解禁

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映画『CLOSE/クロース』場面写真
映画『CLOSE/クロース』場面写真(C)Menuet / Diaphana Films / Topkapi Films / Versus Production 2022

 第75回カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞し、第95回アカデミー賞国際長編映画賞にノミネートされた映画『CLOSE/クロース』の公開日が7月14日に決定。少年に起こる悲劇を予感させる特報が解禁された。

【動画】美しい景色から一変、不穏なキャッチで悲劇を予感させる特報

 本作は、色鮮やかな花畑や田園を舞台に、無垢な少年に起こる残酷な悲劇と再生を描く物語。第75回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に選出され、「観客が最も泣いた映画」(BBC.com)と称されグランプリを受賞。そして、第95回アカデミー賞では国際長編映画賞にノミネートされるなど各国の映画賞で47受賞104ノミネートを果たした。

 13歳のレオとレミは、学校でも放課後でも24時間ともに過ごす大親友。ある日、親密すぎるあまりクラスメートにからかわれたレオは、レミへの接し方に戸惑い、そっけない態度をとってしまう。気まずい雰囲気のなか、二人はささいなことで大げんかになり…。

 監督を務めるのは、バレリーナ志望のトランスジェンダーの少女を描いた『Girl/ガール』で第71回カンヌ国際映画祭カメラドール(新人監督賞)を受賞し、鮮烈なデビューを飾ったルーカス・ドン。最新作となる本作では、学校という社会の縮図に直面し葛藤や不安に苛まれる10代前半の思春期への旅の始まりを、自身の経験を反映させて瑞々しく繊細に描いた。

 主人公レオを演じるのは、本作が俳優デビューとなるエデン・ダンブリン。幼馴染のレミには、同じく本作で俳優デビューを果たすグスタフ・ドゥ・ワエル。子どもでもなく大人でもない10代特有の揺れ動く心情を繊細に表現した二人に、世界中から賛辞が贈られている。

 これまでヨーロッパ、アメリカ、アジアと世界各国で上映され、高評価を獲得した本作。「感情を揺さぶるあまりの強さに打ちのめされた」(Screen)、「涙なしでは見れない傑作」(Los Angeles Times)などと、メディアからも絶賛の声が寄せられている。さらに、気鋭の映画製作・配給スタジオ「A24」が北米配給権を獲得したことも話題を呼んだ。

 特報には、レオとレミが共に笑顔で美しい花畑の中を疾走する姿や、「レミの家に泊まる」といったセリフなど仲睦まじい様子が映し出される。今日もふたりは当たり前のように一緒で、それがずっと続くと誰もが思っていた。しかし映像の最後は、「永遠を壊したのは、僕。」という不穏な言葉が大きく浮かび上がり終了。幸せなはずの彼らがどうなってしまうのか、この後の展開が気になる特報となっている。

 映画『CLOSE/クロース』は、7月14日より全国公開。

映画『CLOSE/クロース』特報

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