『カールじいさん』の集大成となるピクサー短編作品、『マイ・エレメント』と同時上映へ
ディズニー&ピクサーの短編アニメ映画『カールじいさんのデート』が、8月4日からアニメ映画『マイ・エレメント』と同時上映されることが決まった。
【写真】78歳の主人公が風船で家を飛ばす 『カールじいさんの空飛ぶ家』フォトギャラリー
本作は、最愛の妻エリーに先立たれたカールじいさんが「いつか2人で“伝説の滝”パラダイス・フォールに行く」という妻との約束を果たすため、我が家に1万297個もの風船を結び付け大冒険に出る映画『カールじいさんの空飛ぶ家』(2009)のその後を描く物語。
カールじいさんは渋々承知のうえで友人女性とデートに行くことになるも、最近のデート事情がまったく分からず緊張気味に。そんなカールじいさんに、特別な首輪のおかげで人と話すことができる犬のダグがデートの前の緊張をほぐし、犬でも仲良くなれる“友達の作り方”のコツを伝授する、2人の1日が描かれる。
『カールじいさんの空飛ぶ家』は世界中で大ヒットを記録。アニメーション映画として初めてカンヌ国際映画祭のオープニング作品として上映され、第67回ゴールデングローブ賞ではアニメーション映画賞と作曲賞を受賞。第82回アカデミー賞では、1991年公開の『美女と野獣』以来、史上2度目となる作品賞の候補入りを果たした傑作だ。
当時監督を務め、引き続き本作も手掛けるボブ・ピーターソン監督は「エリーの代わりになる人はいないので、これは友情の物語です。エリーが『新しい冒険をしなさい』と言ってくれたことに敬意を表しているんです。そしてこの作品は、『マイ・エレメント』のテーマにうまく調和するものになっています」と語っている。
ピーターソンと同様に引き続きプロデューサーを務めるキム・コリンズは「私たちはこれを集大成と捉えています。この作品はとても美しく終わり、2人は一緒に歩き出し、2人の絆を見ることができます」と物語の完結を示唆。
本シリーズにおいては、ダグが映画の劇中でカールじいさんらに出会うまでの1日を描いた『ダグの特別な一日』、そして映画のその後のダグを描いた『ダグの日常』と短編アニメーション作品が手掛けられているが、そんなカールじいさんとダグの物語がついに完結を迎える。
短編アニメ映画『カールじいさんのデート』は、8月4日よりアニメ映画『マイ・エレメント』と同時上映。