『あの夏のルカ』制作陣が明かす“人生において大切なメッセージ” 歴代作品に込めた思いも
ディズニープラスにて6月18日より配信開始されるディズニー&ピクサーの最新作『あの夏のルカ』より、制作陣が本作と歴代作品に込めた“人生において大切なメッセージ”を明かした。
【写真】シー・モンスターの姿で泳ぐアルベルト&ルカ 『あの夏のルカ』場面写真
『カールじいさんの空飛ぶ家』では、無口で頑固な78歳の主人公カールが亡き最愛の妻と生前に交わした約束を果たすため、風船を結びつけた家ごと旅に出る様子を通して“人を愛すことの素晴らしさ、人生を楽しむことの大事さ”を発信。『リメンバー・ミー』には、“家族を、大切な人を忘れないことの大事さ”というメッセージが込められており、メキシコの盛大な祝祭「死者の日」を忠実に再現している。
『トイ・ストーリー4』では、「おもちゃは子どもに大切に遊ばれてこそ幸せ」と、仲間たちと共にアンディの元へ帰るため奮闘していたウッディが予想外の決断を下したが、その決断には、“誰の人生にでも自分らしくいられる居場所がある”というメッセージが込められており、見る人に自らの意思で人生の幸せを選ぶ大切さを伝えた。
これまでカサローザ監督が制作に携わってきたピクサー作品には、制作陣による人生において大切なメッセージが込められており、それは最新作『あの夏のルカ』も例外ではない。カサローザ監督は「僕らはまず自分自身を受け入れないといけないんだ」と語り、“試練に立ち向かい、夢を追う勇気を出してほしい”との思いを込めていたことを明かした。
アンドレア・ウォーレンは「今作には自分自身をさらけ出すこと、自分を受け入れること、コミュニティを受け入れることがテーマにあるわ。これは素晴らしいテーマだと思っている。相手に対して今まで持ってきた考えは正しくないこともあるし、相手についてももっと学ぶべきことがあるの。色んなことが起こっている現代の世の中において、これは有意義なメッセージで希望を感じさせるメタファーだと私は思うわ」と語り、自分のありのままの姿を受け入れること、外見で判断するのではなく相手の中身を知ることが大事だとしている。
今の時代を映すような強い思いが込められた本作では、人間に恐れられている“シー・モンスター”が暮らす海の世界と、シー・モンスターに恐れられている人間の世界で、主人公のルカと親友のアルベルトが禁じられていた憧れの人間の世界で巻き起こす<ひと夏の奇跡>が描かれる。恐れ合ってきた2つの世界は、互いに理解し合うことができるのだろうか?
ディズニー&ピクサー最新作『あの夏のルカ』は、ディズニープラスにて6月18日より独占配信。