草なぎ剛、朝ドラ初出演! 『ブギウギ』で服部良一がモデルの趣里を導く音楽の師匠に
趣里が主演し、10月2日スタート予定の2023年度後期連続テレビ小説『ブギウギ』(NHK総合ほか)の追加キャストとして、草なぎ剛の出演が発表された。ヒロインの鈴子を導く音楽の師匠・羽鳥善一を演じる。
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連続テレビ小説第109作となる本作は、戦後の大スター・笠置シヅ子をモデルに、満面の笑顔と底抜けの明るさをもつヒロインの花田鈴子(趣里)が、多くの困難を乗り越え、歌手の道を突き進み、人々に勇気と希望を与えていく姿を描く。
草なぎが演じる羽鳥善一のモデルは、ジャズを得意とし、「東京ブギウギ」「青い山脈」「別れのブルース」など数多くの名曲を世に生み出した作曲家の服部良一。大阪生まれの作曲家・羽鳥善一は、上京した鈴子の才能にほれ込み、彼女を鍛え上げて一流の歌手へと成長させていく。
草なぎは、今回の出演にあたり「初めての朝ドラ出演で、昭和の作曲家・服部良一さんがモデルの役を演じさせていただきます。皆さんに楽しんでいただける作品になるよう、服部さんの楽曲を聴き、収録に臨みたいと思います。僕自身も昭和の時代を駆け抜けます!」と意気込みたっぷりにコメント。
主演の趣里は「草なぎさんは、物心ついた時からドラマやお芝居を拝見していて、尊敬する俳優の一人でした。今回、初めてご一緒できると聞き、本当にワクワクしています」と共演を喜び、「台本の羽鳥先生のキャラクターがすごくすてきで、草なぎさんが演じる姿を想像するだけで、最高に面白いものになると感じています。羽鳥先生も鈴子も、音楽を愛していて、心から楽しむことが共通していると思います。師弟として通じ合う二人を、草なぎさんと演じていけることに、心躍る思いです」と期待をにじませた。
制作統括・福岡利武は「草なぎ剛さんは、鋭さとチャーミングさを合わせ持つ俳優だと感じています。音楽を愛し、音楽に愛された服部良一さんがモデルの羽鳥善一という役を、どう演じていただけるのか本当に楽しみです。草なぎさんとは2021年大河ドラマ『青天を衝け』でご一緒して以来になります。またお仕事をご一緒させていただくことができ大変光栄です」と厚い信頼を寄せ、「草なぎさんと趣里さんが山あり谷あり笑いあり、激動の時代を生き抜く師弟の物語を紡ぎ出してくれると思います。楽しみにお待ち下さい!」と呼びかけた。
■物語あらすじ
大正の終わりごろ。大阪の下町の小さな銭湯の看板娘・花田鈴子は、歌って踊るのが大好きな天真爛漫(てんしんらんまん)な女の子。小学校を卒業した鈴子は「歌と踊りでみんなを笑顔にしたい」と思うようになり、道頓堀に新しくできた歌劇団に入団。必死に稽古にはげみメキメキと成長、抜群の歌唱力で頭角を現す。
昭和13年、鈴子は上京。そこで人気作曲家・羽鳥善一と出会い、大きく運命が変わることに。作曲家の指導を受けた鈴子は、“スウィングの女王”と呼ばれ人気歌手になっていく。しかし戦争が始まると、状況は一変。鈴子の歌っていた歌は「敵性音楽」となり、舞台での歌や踊りが厳しく制限される。さらに弟は出征し、母も病気で亡くなってしまう。
不幸が重なり悩んでいた鈴子の前に、ある青年が現れる。ふたりは恋に落ち、やがて結婚を誓いあうまでに。しかし、青年の家族が大反対し、結婚はなかなか実現しない。やがて戦争が終わり、鈴子は青年の子を身ごもるが、彼は病にかかってしまう。会えない日々が続き、臨月の鈴子のもとに青年の訃報が届く。死に目に会えず、結婚もできないままの別れ。数日後、鈴子はひとりで娘を出産した。
鈴子は、ひとりで娘を育てながら舞台で歌う。そんな中、生まれたのが「東京ブギウギ」。明るく、飾らず、全身で歌う、鈴子の真骨頂。戦後の傷ついた日本にその歌声が響き渡り、鈴子の歌声に合わせて、笑顔で歌い踊る人たちが日本中にあふれていった。鈴子は“ブギの女王”と呼ばれるようになり、大スター歌手への階段を駆け上がっていく。
2023年度後期連続テレビ小説『ブギウギ』は、NHK総合ほかにて10月2日放送開始予定。