サイモン・ペッグが日本のファンに「ごめんなさい!」 俳優組合のストで来日中止
全米映画俳優組合(SAG‐AFTRA)のストを受け、7月17日より予定していた『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』キャストの来日イベント取り止めが発表された。これを受け、サイモン・ペッグがインスタグラムで日本のファンにメッセージを送った。
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サイモンはインスタグラムストーリーに動画を投稿し、「OK、組合のストが今日真夜中にスタートします。つまり、『ミッション:インポッシブル』のプロモーションツアーもここでストップします」とコメント。「ソーシャルメディアの投稿も出来なくなります。日本にも行きたかった。僕らが訪れるのを心待ちにしてくれていた日本の皆さん、ごめんなさい!」と日本のファンにメッセージを送った。
「もしあなたが何かの作品に携わっていて、作業を中断しなければいけない俳優だったら、この状況に憤りを覚えるかもしれません。だけど怒りの矛先をちゃんと覚えておく必要があります。SAGではないのです。SAGは、僕らを守るためにベストを尽くし、これは最終手段であって、簡単な決断ではありませんでした」と、状況を説明。
「憤るべき相手は、この業界において公正で公平な将来を僕たちに保証するのを拒否する人たちです。だから、皆にとってより良くなるため、力を合わせましょう」と続け、連帯を呼びかけた。
SAG‐AFTRAはアメリカで活動する俳優約16万人が加入する組合で、報酬の引き上げのほか、人工知能(AI)の利用の制限、視聴者数に基づいたストリーミング報酬などを求めて、全米映画テレビ制作者協会(AMPTP)と交渉を行っていた。しかし、期限の7月12日までに合意に至らず、7月14日午前0時(太平洋夏時間)よりストライキを実施することを決定。
これを受け、組合に加入する俳優たちは、映画やドラマの撮影に参加しないほか、プレミアイベントやインタビューなど公開作のプロモーション活動、ソーシャルメディア上での宣伝活動、コミコンなどファンイベントにも参加が禁止された。
『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』を配給する東和ピクチャーズは、「米国映画俳優組合(SAG‐AFTRA)が7月14日午前0時(太平洋夏時間)よりストライキを実施することを決定したことに伴い、組合員は撮影や宣伝活動を行うことができなくなりました。これに伴い、日本ツアーは中止となりました」と発表。
7月17日(月)に予定していたレッドカーペット・イベント、ジャパンプレミア舞台挨拶付上映の舞台挨拶、7月18日(火)に予定していた記者会見が中止となっている。
引用:「サイモン・ペッグ」インスタグラム(@simonpegg)