ケヴィン・スペイシーにイギリスで無罪判決
複数の男性に性的暴行をしたとしてイギリスで訴追されていたケヴィン・スペイシー。現地時間7月26日、ロンドンの裁判が9つの罪全てに関し無罪判決を言い渡した。
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Varietyによると、裁判はロンドンのサザーク刑事法院にて、4週間半にわたって行われ、ケヴィンに被害を受けたと訴える4人が出廷し、証言を行ったという。無罪判決が言い渡されると、ケヴィンは涙を流し、廷吏からティッシュを受け取る場面もあったそうだ。
晴れて自由の身となったケヴィンは、マネージャーのエヴァン・ローウェンスタインの元に駆け寄り、また弁護士チームとハグを交わしたという。
判決後の声明で、ケヴィンは「今日の判決を受け、私に様々な思いがあることを皆さんもご承知だと思います」とコメント。「ですがまず、陪審員の皆さんが、決断を下す前に証拠や事実を検証することに多くの時間を割いてくださったことに、深く感謝したいと思います。今日の判決を謙虚に受け止めています。また、裁判所の関係者、日々私をケアしてくれた警護担当者や他の皆さん、そして弁護士チームにも、感謝を伝えたい。今の瞬間、私が言うべき事はこれだけです」と語った。
ケヴィンは当初、12件の罪状と1件の付随事項で訴追されていたものの、先週「法的解釈」を理由に9つの罪状に絞られていた。