歌手リゾ、セクハラ&パワハラ疑惑に強く反論「信じがたいほど理不尽」
先日、元ダンサー3人からセクハラや人種差別的なハラスメント、ウェイトシェイミング、そして敵対的な労働環境を作ったとして訴えられたシンガーのリゾが、声明を発表した。
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Peopleによると、元ダンサー3人は、リゾと彼女のプロダクション会社Big Grrrl Big Touring, Inc.(BGBT)のダンスチームのキャプテン、シャーリーン・クイグリーに対し訴えを起こしたという。
3人は、リゾらとアムステルダムのクラブを訪れた際、ヌードパフォーマーの胸や、身体に付けられたディルドやバナナに触れるよう強制されたと主張。また、シャーリーンには彼女の宗教的価値観を強要され、婚前交渉したことを辱められたほか、彼女自身の性生活を過剰に共有され不快にさせられたと訴えた。
さらに、白人スタッフからアフリカ系のダンサーだけが、“態度が悪く、プロ意識に欠ける”と責められたほか、普段ボディポジティブ(自身の身体をポジティブにとらえるという考え方)を提唱しているリゾには、体重増加を責められるような態度(ウェイトシェイミング)を暗に取られたとしている。
これを受け、8月3日(現地時間)にリゾがインスタグラムにて声明を発表。以下のように綴っている。
「この数日、胸がえぐられるような苦しい思いをするとともに、失望でいっぱいでした。私の労働倫理、モラル、そして他者への敬意が疑われたのです。私の人間性が批判されました。普段は誤った告発について言及しないことにしていますが、今回の件は信じがたいほど理不尽で、対処せずにはいられません」。
「今回の過激なストーリーは、すでに本人たちが認めているように、ツアー中の態度が不適切でプロ意識に欠けると注意を受けた元スタッフによるものです。私は1人のアーティストとして、自分のすることに対し、常に情熱を傾けてきました。私の望みは、最高のアートを提供する事だけ。それが私やファンを定義づけることになると、自分の音楽やパフォーマンスを真剣に受け止めてきました。情熱はハードワークを生み、高いスタンダードにつながりました。時には辛い決断をする必要があります。ですが、誰かを不快にさせたり、チームの一員として価値のない存在だと感じさせる意図は決してありませんでした」。
「被害者を装うつもりはありません。ですが、メディアや皆さんがこの数日私について書いているような悪役でもありません。私は自分のセクシュアリティについてオープンに語り、自己表現してきましたが、そのオープンさを利用して、私が偽善者かのようにでっちあげることは決して受け入れないし、許しません」。
セクハラ、パワハラ疑惑に強く反論したリゾ。一方で、ダンサー3人の告発直後には、別のダンサーと以前リゾのクリエイティブディレクターを務めていたコートニー・ホリンクエストもインスタグラムで名乗りを上げ、「私は裁判に関わっていませんが、私が働いていた時の経験とほぼ同じです」と、ダンサーたちをサポートする投稿を行っている。
引用:「リゾ」インスタグラム(@lizzobeeating)