真木よう子主演『アンダーカレント』、映画の世界観に没入できるSPポスター6種解禁 宮沢氷魚らの絶賛コメント到着
■小川賢人(アップリンク吉祥寺 支配人)
「人をわかるってどういうことですか」素直で勝手な人間模様が愛おしい。
いろいろな水が銭湯にもある。自分の輪郭が曖昧になったとき、そっと包み込んでくれる水。全てを過去として、洗い流してくれる水。
目の前にいた筈の水面の月は遠く。<心の奥底>に触れたとき、うたかたの記憶が波紋する。
“「ちゃんと好き」って、どういうこと?”から10年経った今も問い続ける今泉監督の最新作、ぜひ劇場で。
■賀屋壮也(芸人・かが屋)
お先に観させていただきましてすみません。ありがとうございます。美しい映像、美しい真木よう子さん、そしてもし自分の近くの人が…と少し怖い想像をしてしまう物語。隠してるのともまた違う心の底の底にあるもの、コントロールが難しいもの。自分にとってはなんだろうと考えるきっかけになりました。あと、カラオケのシーンがあるんですがそこがめっちゃ好きでした。観るのをオススメします!
■川上洋平(ミュージシャン・[Alexandros])
ある程度の年齢になって疼き始める、伏在していた憂い。河口へと流し出せなかった主人公にいつのまにか自分を重ねていました。観てよかった。数年前に読んだ原作の答え合わせのような映画でした。鑑賞後どじょうを食べたくなるかな、と思いましたがなりませんでした。
■菅良太郎(芸人・パンサー)
この映画を人に勧める時、どんなジャンルと言えばいいのだろうとしばらく考えたが『なぜカテゴライズして勧めなければいけないんだろう』と根本から凝り固まった思考をマッサージされるような映画でした。原作のコメディ感は抑え気味ながらも刺さるセリフはしっかりとそのままで。是非カップルで観てほしい、鑑賞後の話し合いはいつもより濃厚になることでしょう。
■久米宏(フリーアナウンサー)
私は真木よう子さんのファンです。この作品では抑えに抑えた演技、ほとんど何もしていないと言っていいぐらいです。それが、現実感と深みを与えています。ますます彼女のファンになりました。
■崎山蒼志(シンガー・ソングライター)
得てしてこの空白を、私は言い表せないでいる。折り重なっていく人間の、人生の模様。出会い、別れていく中で隠したままの、隠されたままの気持ち。知らずも、馴染みある美しく静謐な風景の中、紡がれる会話が、私の中に染み入って、時折胸のざわめきが押し寄せた。私は私のことすら、未だに分からないままでいる。そのままでいいとも思いつつ、アンダーカレントという言葉の意味を、改めて反芻している。
■高田亮(脚本家)
誰にだって過去はある。嘘をついて過去から逃れ続けるか、いつかどこかで決着をつけるのか。生きるほど過去は大きくなっていき、決着のつけられない過去が積み上がっていく。やりくりできない過去とどう折り合いをつけていくのか。みんなぎりぎりのところで生きている。静かな物語が力のある画のなかで運ばれていく心地よさと居心地の悪さの快感が、深い余韻を残すラストに導いてくれる。今日もなんとかやりくりをして生きていこう。