ミシェル・ヨーVSケネス・ブラナー!? オスカー女優の“怪演”光る『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』本編映像
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ケネス・ブラナーが監督・製作・主演を務める映画『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』より、「亡霊も悪魔も存在しない」と主張する名探偵ポアロ(ケネス)が、オスカー俳優のミシェル・ヨー演じる霊能者レイノルズが引き起こす“超常現象”に挑む様子を収めた本編映像が解禁された。
【動画】ミシェル・ヨーVSケネス・ブラナー!? 『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』本編映像
本作は、映画『オリエント急行殺人事件』『ナイル殺人事件』に続く、アガサ・クリスティ原作、ケネス・ブラナー監督・主演で贈る「名探偵ポアロ」シリーズ最新作。世界一の名探偵ポアロが、亡霊の仕業としか説明のできない、人間には不可能な殺人事件に挑む。
ミステリアスで美しい水上の迷宮都市ベネチアで流浪の日々を送るポアロ。ハロウィーンの夜、最愛の娘アリシアを亡くした元オペラ歌手ロウィーナ・ドレイク(ケリー・ライリー)は、もう一度娘の声を聞きたいと願い、霊能者のレイノルズ(ミシェル・ヨー)に降霊会開催を依頼。ポアロは「死者の声が話せる」と断言するレイノルズの“超常現象”の正体を暴くため、ロウィーナが所有する朽ちた屋敷での降霊会に参加することに─。
今回解禁されたのは、ポアロが疑惑の目を向ける中、事件のキーマンである霊能者レイノルズが、死者との会話を試みる降霊会の一部を収めた本編映像。
ロウィーナの亡き娘アリシアに「声を見つけて」と話しかけるレイノルズの周りを招待客が囲むなか、一歩引いた場所から彼らの様子を伺っているポアロ。「誰かいるの?」と問いかけたレイノルズが空中で指を曲げると、誰も文字盤に触れていないにもかかわらず、鈍い音と共に「Y(イエス)」の文字がタイプライターに打たれる。
周囲は一斉にどよめき、アリシアの元婚約者マキシムは「気づかないだけ」と首をふり、ロウィーナの家政婦オルガは「こんなのよくない」とうろたえるなど、それぞれが困惑した様子。招待客たちが恐怖に支配されていく中、レイノルズが更に、「誰かに苦しめられた?」と聞くと、再び「Y」の文字がタイプライターに打ち込まれて―。
今年『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』で、アジア人初のアカデミー賞主演女優賞を獲得したミシェル・ヨーは、本作で死者の霊に向けて「私たちはここよ。聞いています」などと囁く姿が強い印象を残す、エキセントリックなレイノルズという役柄に挑戦している。
今回脚本に惹かれて本作の出演を決めたというヨーは「脚本には恐怖があり、あらゆる影の背後に何かが潜んでいるような感覚があります。ポアロが自分の正気を疑い始める、そこが脚本の最も巧妙な部分でした」とコメント。百戦錬磨のポアロにとっても不可解な殺人事件が待ち受けていることをほのめかしている。
そんなミシェルの演技について、ケネスは「レイノルズは死者と会話できると信じている霊能者。作品に大きな重みをもたらすんだ。それは代償を伴うものであり、彼女はそれがどのようなものであるかを見事に表現してくれたよ」と絶賛。ポアロすらも脅かすレイノルズにふんしたヨーの怪演にも注目だ。
降霊会に参加した招待客の一人が人間には不可能と思われる方法で殺害され、ポアロ自身も命を狙われることになる本作。これまで華麗な推理力で真相を解き明かしてきた“世界一の名探偵”さえも追い詰める状況下で解き明かされるのは、“人間”による殺人事件か。それとも“亡霊”による超常現象か。なお本作は、2D字幕に加え、IMAX(2D字幕)、ドルビーシネマ(2D字幕)でのラージフォーマットの上映も決定。極上の迷宮ミステリーの衝撃と結末を、劇場で臨場感たっぷりに体験したい。
映画『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』は9月15日より劇場公開。