主題歌は福山雅治! 福原遥×水上恒司『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』本予告解禁
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福原遥と水上恒司がダブル主演する映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』の主題歌が、福山雅治の書き下ろし新曲「想望」に決定。併せて、同曲を使った予告編が本ビジュアルと共に解禁された。
【動画】福山雅治が主題歌「想望」を書き下ろし 映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』本予告
本作は、シリーズ累計発行部数70万部突破となった汐見夏衛による同名ベストセラー小説を映画化。
親や学校、すべてにイライラして不満ばかりの高校生の百合(福原)。ある日、進路をめぐって母親の幸恵(中嶋朋子)とけんかして家出し、近所の防空壕跡に逃げ込むが、朝目が覚めるとそこは1945年の6月…戦時中の日本だった。偶然通りかかった彰(水上)に助けられ、軍の指定食堂に連れていかれる百合。そこでおかみのツル(松坂慶子)や勤労学生の千代(出口夏希)、彰と同じ隊の石丸(伊藤健太郎)、板倉(嶋崎斗亜)、寺岡(上川周作)、加藤(小野塚勇人)たちと出会い、日々を過ごす中で、彰に何度も助けられ、その誠実さや優しさにどんどんひかれていく百合。だが彰は特攻隊員で、程なく命がけで戦地に飛ぶ運命だった―。
主題歌のタイトル「想望」とは、「慕い仰ぐこと。心に思い描いて待つこと」という意味。福山が実際に本編を見て、登場人物たちに思いをはせ、映画に寄り添って書き上げた壮大なバラードとなっている。
福山は解禁にあたり「本作は、運命がもたらす喜びと苦しみを教えてくれています。時代という抗えない濁流の中に飲み込まれる一滴の水のように出会った百合と彰の運命。人々の日常を破壊する戦争という行為が、何度も繰り返されてきた時代の果てである現在。その2023年に産み落とされた今作に寄せて『いま、日々を生きていることの幸せ』を歌で描きたいと思いました」とコメント。
また、福原は「感動して胸がぎゅっとなりました。百合や彰、特攻隊の皆の気持ちが繊細に描かれていて、この作品を通して伝えたいことが全て詰まっているような気がします。この曲を聞きながら撮影をしたかったです」、水上は「百合と出会い、惹かれ、少しずつ気持ちが変わっていく彰の心情…その全てがこの曲に描かれているような気がしました。『想望』をきっかけに、多くの方にこの映画をご覧いただき、作品に込めた思いが伝わることを願っています」としている。
原作者の汐見は「物語は百合たち送り出す側の目線で語られますが、『想望』は彰たち送り出される側の目線で歌われていて、聴くほどに旅立つ彼らの思いが胸に迫り苦しいほどでした。最後には、何の屈託もなく空を綺麗だと思えることの尊さ、何の疑いもなく明日を信じられる幸せを感じると共に、それは決して手離してはいけない、大切に守らなければあっけなく壊れてしまうものなのだというメッセージが胸に響きました。今だからこそ全ての人に聴いてほしい楽曲です」と同曲を絶賛。
成田監督は「この映画の本質を見抜いていただきました」、西プロデューサーは「百合と彰のことだけでなく、当時を生きた全ての人の想いがこもっているような気がしました。それ程素晴らしい楽曲を主題歌に迎えられたこと、ただただ光栄です」と喜びの声を寄せている。
予告編は、現代に生きる女子高生・百合(福原)が1945年の日本にタイムスリップするところから始まる。暑さに倒れそうだった百合を助けてくれたのは、彰(水上)だった。それから事あるごとに彰に助けられ、その優しさにどんどんひかれ、初めての恋をする百合。連れてこられた美しい百合の丘をバックに、福山の主題歌「想望」が入る。「あたらしい夏 百合薫る丘 去年は君を まだ知らなかった」という恋の始まりを予感させる歌詞が、戦時下の緊迫した空気を少し和らげる。だが、彼は特攻隊員で、間もなく出撃する身だということを知らされる。
「戦争に意味があるのか」「どんな意味があるのか言ってみてよ!」と警官に食ってかかる百合をきっかけに、幸せな瞬間は一転する。
日常に迫りくるB29の襲来と燃える街並みが映し出され、「泣かないで 君よ幸せであれ」というサビが入り、この恋はただの幸せなものではなく、切なく悲しい未来を予感させるものだということを暗示させる。勤労奉仕の女子学生・千代(出口夏希)からほのかな恋心を寄せられる石丸(伊藤健太郎)、愛する婚約者を地元に置いてきた板倉(嶋崎斗亜)、去年の冬に生まれた娘と会わないまま出征する寺岡(上川周作)、陸軍家系に生まれたことで家の名誉のために特攻に行くしかないと信じている加藤(小野塚勇人)、そんな彼らを見守る鶴屋食堂のおかみ・ツル(松坂慶子)。そして出撃の時を迎える彰と、百合へと書かれた手紙ー。「愛する誰かとともに生きたい」という、今では当たり前の願いを胸に持ってる生きる登場人物の表情と、彼らに寄り添った主題歌が、胸を打ち、涙を誘う予告編となっている。
本ビジュアルは、この作品にとって最も印象的な場面である百合の丘で、2人が見つめ合い、彰から百合へ“百合の花”を手渡している場面を写し出す。「あなたと一緒に生きたい」という百合の希望、「君のために生きたい」という彰の決意が新たなキャッチコピーとして追加され、お互いを愛しく大切に思いながらも、交わることのない未来が暗示される。他キャスト6名の場面写真も盛り込まれ、笑顔や切ない表情、真剣な表情など、この時代を懸命に生きた日々の一瞬が切り取られている。
またムビチケの販売が9月29日より開始されることと、全国の上映劇場リストも併せて解禁となった。
映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』は、12月8日より全国公開。
福山、キャスト、原作者、スタッフコメント全文は以下の通り。