ニコラス・ケイジ、「己のミーム化」について思っていることを告白

セレブ＆ゴシップ

公開日：2023/11/7 12:00

　ハリウッドで最もミームにされている男として名高いニコラス・ケイジ。自身のミーム化についてどう思っているか、最新のインタビューで語った。

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　『シック・オブ・マイセルフ』を手掛けたノルウェー出身の監督クリストファー・ボルグリの新作『Dream Scenario（原題）』に出演するニコラス。同作は、新進気鋭のスタジオA24が手掛ける「シュルレアリスムの風刺コメディ」で、ニコラスは、突然何百万人もの見知らぬ人々の夢の中に登場することになる、大学教授のポールを演じる。

　The Guardianのインタビューに登場したニコラスは、映画の中取り乱して感情を爆発させた映像をモンタージュにしたものを誰かがネット上にアップし、一夜にしてバズったときのことを振り返り、「幾何級数的に組み合わさり、巨大になった」と話し、成すすべなく見ているしかなかったとコメント。そして「コントロールする力は僕になかった」と明かした。

　「何が起きたのか、理解する方法が分からなかった。演技の世界に入ったのは、他のアートよりも映画のパフォーマンスに心を動かされたから。ミームになりたくて、映画界に入ったわけじゃない。僕にとって新しいことだった。それを通じて友人もできたけど、調整が必要だった」と話す。

　『Dream Scenario』で演じたポールについて、「彼にも自分と同じことが起こった」とコメント。「不可解な現象に対し、成す術がないんだ」と語った。

　お披露目となったトロント国際映画祭でも、ニコラスは自身のミーム化についてコメント。「ミームになり、フォトショップされてTシャツにされるのを静かに見守り、『いつか生かすぞ』と口にした。そしてついに、『Dream Scenario』の脚本を手にしたんだ。『よし今だ。あの経験を金に変える時が来た！』と思ったよ」と言い、主導権を握るのを諦める代わりに、利用できるようになるまで、辛抱強く待ったことを明かしていた。