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東出昌大は居場所を失い、猟銃を持ち山へ向かった――狩猟ドキュメンタリー『WILL』2024年2月公開決定

映画

 東出昌大の狩猟生活を追ったドキュメンタリー映画『WILL』が、2024年2月16日より公開されることが決定。東出、エリザベス宮地監督、音楽を担当した2人組ラップグループ・MOROHAのアフロからのコメントが到着した。

【写真】東出昌大の“狩猟生活”映し出す 映画『WILL』場面写真

 本作は映像作家・エリザベス宮地監督がメガホンを取り、東出の狩猟生活を追いかけた1年間の記録を収めたドキュメンタリー。居場所を失った俳優・東出昌大は猟銃を持ち、山へ向かった。電気も水道もない状態での暮らし。狩猟で獲た鹿やイノシシを食べ、地元の人々と触れ合う日々は、彼に何をもたらしたのか―。

 俳優である東出昌大がなぜ狩猟をしているのか。彼が狩猟をして生命を頂き、生きながらえる生命とは何なのか。本作では、矛盾や葛藤を抱える東出昌大という1人の人間が映し出されていく中、MOROHAが発するこん身の言葉とすさまじい熱量が東出自身と重なり合い、問い続ける日々を生々しくスクリーンに映し出していく。

 監督を務めたエリザベス宮地は、これまでBiSH、クリープハイプ、藤井風などさまざまなアーティストのドキュメンタリー、MVを手掛けてきた映像作家。MOROHAとは「バラ色の日々」「五文銭」「エリザベス」など数々のMVを手掛け、2017年にはMOROHAのドキュメンタリー映画『劇場版 其ノ灯、暮ラシ』でも監督を務めている。

 本作は、宮地監督が東出の事務所退所前からオファーしていた企画だったが、途中で頓挫。しかし再度東出からの連絡で企画が動き出し、完成・公開の運びとなった。宮地監督は撮影を経て「“役者の東出がどうして狩猟をしているのか”その答えを求め狩猟に同行したが、納得するための都合のいい言葉や理由が目の前の臓器や自然には追いつかないのを痛感した」とコメントを寄せている。

 音楽を担当し、出演もしているMOROHAは、今年結成15周年を迎えるラップグループ。彼らのアコースティックギター一本で奏でる切ないメロディと、夢や挫折、恋愛や失恋など実体験を詰め込んだリリックという“魂の叫び”が聴く者の心に深く届き、多くの人から支持されている。東出とは長年の友人だというMOROHAのアフロは、本作について「喰われながら、喰いながら誰しもが生きている。その罪深さを引き受けて人間はどのツラ下げて、どこへ向かうのか。その一例を知りたかったらこれを観たらいい」とメッセージ。

 そして、今年松本優作監督作『Winny』や森達也監督作『福田村事件』といったセンセーショナルな映画への出演が続いた東出は、自身のドキュメンタリー作品となる本作について「『生きる理由なんて思いつかなくて、死ねない理由を1つひとつ摘み上げては、掌の上で転がしながら確かめる。』そんな想いをされている方に届くように、エリザベス宮地監督はこの映画を作ったのかなと、完成した映画を拝見し思いました」と語っている。

 映画『WILL』は、2024年2月16日より全国公開。

※エリザベス宮地監督、アフロ(MOROHA)、東出昌大コメント全文は以下の通り。

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<コメント全文>

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