『ボブ・マーリー:ONE LOVE』珠玉の名曲に彩られた海外版本予告が世界同時解禁
伝説のミュージシャン、ボブ・マーリーの知られざる波乱万丈の生涯を描いた映画『ボブ・マーリー:ONE LOVE』より、海外版本予告映像が全世界同時に解禁された。
【動画】ボブ・マーリーの伝説のライブと言われる「スマイル・ジャマイカ・コンサート」が1976年12月5日に開催されてから丸56年! 映画『ボブ・マーリー:ONE LOVE』海外版本予告解禁
「ロックの殿堂」入りも果たした伝説のミュージシャン、ボブ・マーリー。全世界でアルバム7500万枚以上を売り上げ、歴史的名盤『エクソダス』は、米タイム誌により「20世紀最高の音楽アルバム(the best music album of the 20th century)」に選出。さらにグラミー賞の特別功労賞生涯業績賞受賞、グラミー殿堂賞(複数受賞)の受賞、“Hollywood Walk of Fame”への殿堂入りなど数々の偉業を残した。
ジャマイカ初の世界的トップスターであるボブが生み出した夢と希望、歓びに満ちたサウンドは、今もなお世界中に愛され続けているが、“レゲエの神様”と称される天才的な音楽センス、そして“平和の使者”と称される象徴的存在としての裏には、隠された苦悩と葛藤があった。本作は、没後42年、今なお世界中の人々をインスパイアしてやまないボブの、知られざる波乱万丈の生涯を描き出す。
監督を務めるのは、第94回アカデミー賞で作品賞をはじめとする6部門でノミネートされ、主演のウィル・スミスが主演男優賞を受賞した名作『ドリームプラン』のレイナルド・マーカス・グリーン。レイナルドに加え、『ウルフ・オブ・ウォール・ストリート』のテレンス・ウィンター、『グランツーリスモ』のザック・ベイリンらが脚本を手がける。
主人公ボブ・マーリー役には、『あの夜、マイアミで』にてマルコムXを演じ、高い評価を得たキングズリー・ベン=アディル。ボブ・マーリーの妻リタ・マーリー役には、『キャプテン・マーベル』や『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』などハリウッド大作映画への出演が続く注目の俳優ラシャーナ・リンチ。実力派キャストの出演に加え、リタ・マーリー本人、そしてボブとリタの子どもセデラ・マーリーとジギー・マーリーなど、ボブ本人を誰よりも愛し、近くで見守ってきた家族たちが監修に参画し、物語に深みを加えている。
解禁された予告映像は、ボブが余命を宣告された後にリリースされ、“遺言状”とも言われる名「Redemption Song」を家族の前で歌うシーンから始まる。「俺が歌ってきた全ての歌が、救いの歌だから」という曲に、ボブはいかにして行きついたのか。
映像はボブの生涯を追い、世界的スターへの階段を駆け上り、かのレジェンドミュージシャンであるミック・ジャガーと肩を並べ写真を撮る華やかな場面から、ジャマイカ国内の分断した政情の中で自分が果たせる役割に悩む姿、そして1967年12月3日に起きた歴史的事件「ボブ・マーリー銃撃事件」と、そのわずか2日後に怪我をおして出演した伝説の「スマイル・ジャマイカ・コンサート」まで、厳しい境遇のなか、平和への強くあたたかい想いを胸に進む彼の姿を映し出す。
伝説、カリスマ、神様―人間離れした存在として評されることの多いボブが、人知れず流していた涙の意味とは? 理想と現実の狭間で苦悩する人間らしい姿が胸を打ち、期待・願い・運命…全てを背負い、大観衆の待つステージへ上がっていく彼の姿は、そのあとに待つ壮大なライブシーンへの期待をふくらませる。
今回の最新予告編では「Redemption Song」「Could You Be Loved」「Three Little Birds(三羽の小鳥)」という、ファンからの支持も厚い代表曲3曲が初めて使用されている。特に「Three Little Birds」は、予告の後半に長尺で使用されており、繰り返される「心配ないさ。すべてはうまくいくよ」の歌詞が、聞くもの全ての心をふっと軽くしてくれることだろう。
併せて第2弾ポスターも同時に解禁された。ステージ上のスモークがラスタカラーのライトに照らし出され、異様な熱気のスタジアムの中で1人ギターを演奏するボブ。「彼の歌声は世界を変えた」というシンプルなコピーが、ミュージシャンとして、カリスマとしての彼の存在を静かに表現している。
映画『ボブ・マーリー:ONE LOVE』は2024年全国公開。