ヘンリー王子、警察による警護を求めた裁判で敗れる
英王室を離脱し、米カリフォルニア州で暮らしているヘンリー王子。王室の主要メンバーを外れた際に警察による警護対象から外れたことをうけ、これを不当だと訴えていたが、王子の主張が退けられた。
【写真】タブロイド紙との争いで裁判所に姿を見せたヘンリー王子
2020年に公務を行う王室の主要メンバーから外れたことを受け、警察による警護レベルが引き下げられた王子。昨年12月にこれを不服として訴えていた。
Peopleによると、英高等法院は現地時間2月28日、王室・公人警護執行委員会(RAVEC)が王子の警護のグレードを引き下げたことに違法性はなく合理的で、手続きとしても不当ではないとして、王子の訴えを退けたという。
2020年2月以降、RAVECでは、王子がイギリスを訪れた際は、個別に警護を計画すると決定していたが、裁判ではこの決定にも違法性がないと判断したそうだ。王子側は控訴する意向を明らかにしている。
これをうけ、ヘンリー王子の弁護士は「王子は優遇措置を求めているわけではありません。RAVEC独自の規則に則った正当で合法的な警護を他の人と同様に受けられるよう求めているのです」と声明を発表。「控訴裁判所により正義を得られることを望んでいる」とした。