キャサリン皇太子妃、がん発覚の数年前に髪の毛を寄付していた
がん闘病を公表したイギリスのキャサリン皇太子妃。さかのぼること6年前、がん治療のために髪の毛を失った若い人のために、ひそかに自身の髪の毛を寄付していたことがわかった。
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Peopleによるとキャサリン妃は2017年、イギリスのチャリティ団体The Little Princess Trustに、匿名で自身の髪の毛を7インチ(18㎝弱)寄付していたそうだ。2018年のSunday Expressによれば、妃はケンジントン宮殿で髪の毛をカットした際、ヘアスタイリストに対し、カットした髪の毛を有効活用するよう指示していたという。
妃の髪の毛が寄付されたThe Little Princess Trustは、がん治療や他の理由で髪の毛を失った子どもや24歳までの若者に対し、無料でウィッグを提供している。妃は、2017年7月に、短くなった新ヘアスタイルを披露していたため、この時に寄付されたものとみられる。
「誰かがどこかで、キャサリン妃の髪の毛を含むウィッグを手にしたと考えると、素敵です。もしかしたら複数の人かもしれません」と、チャリティ団体の広報担当者ヘレン・クリーズが当時Peopleに対しコメント。「本当に素敵な考えですし、こうして認知を高めたことも素晴らしい。私たち皆が憧れてしまうゴージャスな髪の毛でした!」と語っていた。
キャサリン妃は3月22に日にBBCが撮影した映像を公開し、自らの口でがんを公表。1月に受けた腹部の手術の後、検査でがんが発覚したことをうけ、「予防的な化学療法」を受けているとし、治療を受ける間、子どもたちのためにもプライバシーを尊重して欲しいと訴えた。
これを受け、以前白血病の治療中に妃の訪問を受けた8歳の少女ミラ・スネッドンがThe Mirrorにコメント。「私も勇気があったんだから、妃も勇気を持って治療に臨み、私のように戦うでしょう」とコメント。「彼女は母親で妻、若くて美しく、運動もしていたし、知識もあった。つまり、がんは人を選ばないということ。誰にも起こりうることです。妃が平和に、迅速に回復することを願っています」と母親のリンダが付け加えていた。