賀来賢人、ドラマ『龍が如く』で桐生一馬の兄弟分・錦山彰役に! ティザートレーラー&ビジュアル解禁
関連 :
竹内涼真が主演を務めるAmazon Originalドラマ『龍が如く~Beyond the Game~』(10月25日配信スタート)が、北米最大級のエンターテインメント見本市「サンディエゴ・コミコン」で、パネルディスカッションを現地時間7月26日に開催し、竹内が登壇。さらに賀来賢人がサプライズで登場し、錦山彰役で出演することが発表されたほか、ティザートレーラーとティザービジュアルも解禁され、会場を盛り上げた。
【動画】神室町がここに! ドラマ『龍が如く』ティザートレーラー
本作は、セガの人気ゲームシリーズ『龍が如く』に着想を得たオリジナル脚本の実写ドラマ。ゲームと同じく実在の歓楽街をモチーフに作られた神室町を舞台に、“堂島の龍”と呼ばれる主人公の桐生一馬と、兄弟同然で育った3人の孤児たちの生き様を、「1995年」「2005年」2つの時間軸を行き来しながらエモーショナルに描く。監督を務めるのは、映画『百円の恋』や、配信ドラマシリーズ『全裸監督』の総監督を務めた武正晴。
賀来が演じるのは、桐生一馬と養護施設「ひまわり」で一緒に育ち、後にライバルとなる兄弟分である錦山彰。本作では、桐生と共に育った親友の錦山が、極道の世界に身を置くことになり、その世界で成り上がっていく様が描かれる。
ティザートレーラーは、桐生一馬の背中の刺青「応龍」が彫られていく映像と共に、ゲームの世界から飛び出してきたような歓楽街・神室町と、桐生と錦山の姿が映し出されたもの。さらにほかのキャラクターも垣間見え、徐々に詳細が明らかになる本作の続報に期待が高まる映像となっている。
ティザービジュアルは、勇ましい表情の桐生と錦山が、背中合わせのような形で配置されたもの。中央には「裏切りと絆が、龍を生む」というコピーが添えられている。
アメリカ・サンディエゴで7月25日から28日まで開催された「サンディエゴ・コミコン」で日本時間7月27日に本作のパネルディスカッションが行われ、主演の竹内、賀来、Amazon MGMスタジオ インターナショナル・オリジナル責任者のジェームズ・ファレル、エグゼクティブプロデューサーのエリック・バーマックが登壇。
ゲームシリーズの熱狂的ファンが集まった当日の会場では、賀来が錦山彰役に決定したことを発表。トークセッションでは、迫力ある地下格闘技場でのアクションシーン、物語の舞台となる「神室町」等などのメイキング映像とともに、登壇者のトークセッションが展開され熱い視線を集めた。
主演の竹内は「Hey!」と拳を掲げながら登場、「I have a gift(皆さんにプレゼントがあります)」と英語で呼びかけ、ティザートレーラーが映し出された。竹内は「最初この機会をいただいた時はとても驚きました。日本でもとても人気のある、20年も続いているゲームのフランチャイズでしたし。監督とは10年前にも一緒に仕事をしたことがあって、今回またご一緒できることになりました。桐生一馬という既存のキャラクターをさらに進化させる機会をもらえて、とても楽しみです」とコメント。
桐生一馬の役作りについては「まずはオリジナルを知り尽くして、同時にドラマ版ならではの新しい色を加えながら一から作り上げました。桐生一馬が抱える人生の苦難を描き、1955年と2005年という二つの時代の対比を見せることを意識しました。メイクをしてもらったり、ぴったりの衣装を作ってもらったりしながら、徐々に桐生一馬になっていきました」と明かした。
一方賀来は「2年前にこの役のオファーを受けたときは、あまりに有名で伝説的なゲームなので、本当は断ろうと思っていました。でも、武監督やプロデューサーと話したら、彼らが誰も見たことのない『龍が如く』の新バージョンを作ることにとても強い情熱を燃やしていたので、引き受けることを決めました」と、ほとんど通訳を挟まず流ちょうな英語で話し、会場に集まったファン500人を沸かせた。
本作で、10代の少年時代と若くして極道の道を究めた青年を演じ分けた竹内と賀来。賀来は「錦山彰というキャラクターは、外面からは好感が持てる印象ですが、内面は哀しく不幸な人物です。彼はあらゆる複雑な感情を経験しているので、どんな人でもとても親近感がわくと思います。1995年と2005年の2つの異なる時代を見れば、彼の違った側面を見ることができると思います」と役柄を説明。そして「桐生と錦山の関係はいわゆる兄弟分なので、撮影中は2人でたくさん話をしました。どのようにドラマを作るかという話からトレーニングの話まで、たくさん話をして今では本当の兄弟のような関係です」と、竹内との撮影を振り返った。
この日はまた、龍が如くスタジオ代表・制作総指揮の横山昌義氏からのビデオメッセージも到着。横山氏は本作について「正直言うと、嫉妬心が生まれるくらいの出来だと思いました。僕たちが20年前に考えて作った設定をここまで新しいものにできるんだと、震えるほどの衝撃でした。かといって原作をないがしろにはしていない。脚本家の方や製作陣の愛情なのか、随所に『龍が如く』の小ネタのエッセンスが入っているのが、ゲームファンならよく分かるはずなんですよ。その中で崩している。本当に30秒に1回ぐらいびっくりしてますよ、知ってる人。知らない人はただそこに本当にこういう世界があるんじゃないかと思って見れるし、知っている人は30秒に一回びっくりできる。(1話目を見終わったとき、)思わず『面白い!』と言って立ち上がってしまった。悔しくて震えるくらい、素晴らしいと思いました」と熱く語った。
続けて「竹内さんと賀来さんの演技は、正直言うと原作の桐生と錦とは全く違います。でも、だから良いんです。僕らが20年前に作り出した桐生一馬というキャラクター自身には何も付け足すところもないと僕は思っているので、ゲームの桐生一馬・錦山彰をどう演じるという世界ではない戦いを彼ら2人はしてくれているんです」と絶賛。最後は「そしてこの2人だけではなくたくさんのキャラクターが出てきます。特に彼らを取り巻く女性キャストの方の演技と存在感は本当に衝撃的なものになっているので、これから発表されるキャストにもご注目いただきたいですし、ぜひ楽しみにしていてください」と呼びかけて終了。竹内と賀来がファンへ熱い想いをたっぷりと語ったパネルディスカッションは大盛況の中幕を閉じた。
Amazon Originalドラマ『龍が如く~Beyond the Game~』(英題:『Like a Dragon: Yakuza』/全6話)は、Prime Videoにて10月25日より世界独占配信。