『ブラック・スワン』に次ぐバレエの地獄 実話を基にした『JOIKA 美と狂気のバレリーナ』公開決定
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世界最高峰のバレエ団「ボリショイ・バレエ」を舞台に、完璧なプリマになることに取りつかれたアメリカ人バレリーナの狂気を描いた実話に基づく映画『JOIKA 美と狂気のバレリーナ（原題：JOIKA）』が、4月25日より公開されることが決定。声優・上坂すみれがナレーションを務める緊迫の30秒予告とポスターが解禁された。
【動画】痛すぎる…！ 緊迫の『JOIKA 美と狂気のバレリーナ』30秒予告
本作は、2012年にアメリカ人女性で初めてボリショイ・バレエ団とソリスト契約を結んだジョイ・ウーマックの実話をベースにしたサイコ・サスペンス。華麗なバレエ界の裏側で、当時のダンサーたちが直面していた過酷な現実もセンセーショナルに描かれている。
主人公ジョイは、ボリショイ・バレエ団からスカウトされ単身ロシアへ渡る。希望を持ちアカデミーに入学したジョイを待ち構えていたのは、常人には理解できない完璧さを求める伝説的な教師ヴォルコワの脅迫的なレッスンだった。過激な減量やトレーニング、日々浴びせられる罵詈雑言、ライバル同士の蹴落とし合い。ジョイの精神は徐々に追い詰められていき…。
主演は、『17歳の瞳に映る世界』『ウエスト・サイド・ストーリー』などの話題作に出演したハリウッドの新星タリア・ライダー。純真無垢な少女から狂気のバレリーナへと変貌していく様を見事に演じている。
そのほか、『女は二度決断する』や『イングロリアス・バスターズ』など多彩な作品に出演し、自身も英国ロイヤル・バレエスクールで学びダンサーを目指していたダイアン・クルーガーが教師ヴォルコワを、『ホワイト・クロウ 伝説のダンサー』でルドルフ・ヌレエフを演じたダンサーのオレグ・イヴェンコがジョイのパートナー・ニコライを演じる。さらに、世界的バレリーナのナタリア・オシポワが本人役で登場するなど、現役のダンサーたちが華を添えている。
この度、30秒予告とポスターが解禁。予告のナレーションは、テレビアニメ『うる星やつら』のラム役、『時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん』のアーリャ役など声優・アーティストとして活躍する上坂すみれが担当。ロシアの地で狂い咲くジョイの世界を艶やかな声で見事に表現している。
予告は、「ブラック・スワンに次ぐ、バレエ地獄」（Beyond the Cinerama Dome）という映画評と共に、怪しげな音楽の中、回転し続ける美しいバレリーナの姿からスタート。ピュアな笑顔を見せる15歳の主人公ジョイをロシアで待ち受けていたのは、ボリショイ・バレエ・アカデミーで「あなたの人生をどれだけ捧げられる？」と完璧を求める伝説的な教師・ヴォルコワの狂気のレッスンだった。
「回って！回って！」と延々と回転させられ、足にケガをしてしまうジョイ。つま先を冷やす氷水にも血がにじみ、さらにライバルたちからは唾を吐かれ、靴にガラスを入れられるなど嫌がらせもエスカレート。孤独な環境下で次第に追い詰められていくジョイは、完璧なプリマを目指すため狂気の行動に出る…。映像の後半にはステージ上で輝くジョイと思われるバレリーナの姿も見られ、今後の展開に期待がふくらむ映像となっている。
ポスターは、うつろな目をしたジョイと厳しい表情を浮かべる教師・ヴォルコワが対照的に配置されたもの。中央には「一線を越える、禁断の舞。」という、これからジョイに待ち構える最悪の展開を想像させるコピーが添えられている。
映画『JOIKA 美と狂気のバレリーナ』は4月25日より全国公開。
