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奈緒とウエンツ瑛士が戦後激動の時代に“真実の愛”で困難に立ち向かった夫婦に! 舞台『WAR BRIDE』8月より上演決定

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舞台『WAR BRIDE -アメリカと日本の架け橋 桂子・ハーン-』に出演する(上段左から)奈緒、ウエンツ瑛士、高野洸、占部房子、山口馬木也、(下段左から)川島鈴遥、渡邉蒼、福山絢水、岡本篤、牧田哲也
舞台『WAR BRIDE -アメリカと日本の架け橋 桂子・ハーン-』に出演する(上段左から)奈緒、ウエンツ瑛士、高野洸、占部房子、山口馬木也、(下段左から)川島鈴遥、渡邉蒼、福山絢水、岡本篤、牧田哲也

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 奈緒、ウエンツ瑛士らが出演する舞台『WAR BRIDE -アメリカと日本の架け橋 桂子・ハーン-』が8月より、東京・兵庫・福岡にて上演されることが発表された。奈緒とウエンツ瑛士は初共演で夫婦役を演じる。

【写真】舞台のモデル・桂子の自宅、夫・フランクの墓を訪れた奈緒

 戦後80年を迎える今年、話題となったドキュメンタリー映画の舞台化が決定。

 原案となった『War Bride 91歳の戦争花嫁』は、2022年12月にTBSで放映され、翌年3月から始まったTBSドキュメンタリー映画祭で上映、今年6月にフランス・パリで行われる日本のドキュメンタリー映画祭「un petit air du japon 2025」にも出品が決定した作品。

 “War Bride(戦争花嫁)”とは、第二次世界大戦後、連合国軍占領下の日本に駐留していた兵士と結婚して兵士の国へ渡った日本人女性のことを指し、アメリカへ渡った戦争花嫁の数は約4万5000人いたといわれている。戦争で凄惨(せいさん)な現実を目の当たりにした女性たちは、新たな人生を求めて自らの意思でパートナーを決めアメリカへ渡ったにもかかわらず、当時の報道の影響で娼婦・売春といった誤解と偏見を世間に植え付けられ、差別を受けていた。

 監督を務めたのは、『下町ロケット』や『半沢直樹』などTBSで数々のヒット作を生み出してきたドラマプロデューサーである川嶋龍太郎。アメリカ・オハイオに住む自身の叔母、桂子・ハーンが「今でも戦争を憎んでいる」と言いながらも、なぜ“戦争花嫁”として敵国軍人と結婚し、敵国であるアメリカへ移住することを決断したのかということに興味を持ち、紐解くうちにその生き様に心揺さぶられドキュメンタリー作品を制作することを決めた。

 桂子は、戦争で親族や友人を亡くし戦争を憎むも、日本に駐留していた軍人フランク・ハーンと恋に落ち、20歳の時に日本で結婚し渡米。モダンな両親はこの幸せな結婚を素直に受け入れ、フランクの家族にも温かく迎え入れられるも、現地ではやはり人種差別を受け、悔しい思いも苦い経験も味わってきた。そんな桂子を支えたのは、フランクとの真実の愛と絆。家族との生活を大切にする傍ら、“日本人の精神を持つ日本を愛するアメリカ人”として、日米の架け橋となるべく生け花や習字、日本庭園など日本文化を広めることにも尽力した。フランクの愛に包まれた困難と喜びの日々を記憶しながら、桂子は今もなお歩み続けている。

 この桂子とフランクの運命の物語を、戦後80年となる今年の夏、「劇団チョコレートケーキ」主宰・演出の日澤雄介と、同劇団の脚本家・古川健の強力タッグで舞台化。

 日澤と古川は、戦争やかつて実際に起きた事件など社会的な事象をモチーフに、骨太な人間ドラマを作り続けている。2022年には“日本の戦争”に焦点を当てた5作品と新作を加えて6作品の連作『生き残った子孫たちへ 戦争六篇』を上演し、高い評価を得て第30回読売演劇大賞・大賞を受賞するなど、史実をもとにした物語作りに定評を持ち、国内にとどまらず海外からも大きな注目を集めている。戦争の中にあった「真実の愛」の物語を次世代へ伝えるべく、本作に2人がどのように取り組むのか、期待が高まる。

 本公演の発表となる本日3月10日は、80年前に「東京大空襲」によってたくさんの命が奪われた日であり、1990年に東京都が「東京都平和の日」と定めた日でもある。

 この激動の時代を生き、今なおアメリカで生活をしている桂子を演じるのは、柔らかな雰囲気の中に持つ芯の強さで圧倒的な存在感を放つ奈緒。今年1月にオハイオ州ライマへ渡米し、桂子本人に対面。桂子のこれまでの人生を直に聞き、一緒にフランク、そして家族との思い出の場所を訪れた。

 「私は今、94歳。ここまで長く生きているのはアメリカと日本の架け橋となって、両国の良さを伝えていくことが私に与えられた使命だからかもしれない」と奈緒に語った桂子。奈緒は、今回の訪問で桂子が多くの人に支えられ、愛されてきたことを実感し、このたくさんの愛と桂子の想いを胸に本作に挑む。

 そして、運命に導かれ桂子と出会う米兵・フランクを演じるのは、本作で奈緒と初共演となるウエンツ瑛士。ウエンツが、戦争を乗り越えて力強く生きた真実の愛の証を現代に伝える。

 共演は、桂子とフランクを取材する若きジャーナリストに高野洸、桂子の人生を後押しする両親に、舞台を中心に映像でも活躍する占部房子と、話題の大ヒットロングラン上演中の映画『侍タイムスリッパー』主演で映画賞を総なめにしている山口馬木也。

 さらに、幼少より芸能活動を開始しドラマ・映画と映像作品に多数出演する若手実力派・川島鈴遥、現在ロングラン公演中の舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』でハリーの息子役を好演している渡邉蒼、モデルとして絶大な人気を誇る福山絢水、劇団「柿喰う客」に所属し映像作品でも活躍する牧田哲也、「劇団チョコレートケーキ」に所属し日澤・古川の信頼の厚い岡本篤と、高い演技力を誇る俳優が一堂に会す。

 奈緒は「桂子さんが愛した人、桂子さんを愛する人達のこともしっかりと感じながら、一生懸命舞台の中で生きたいと思います」と意気込みを。ウエンツは「この物語を通して、戦争が終わった後もいかに大事かということを知るきっかけになると思います」と話している。

 舞台『WAR BRIDE -アメリカと日本の架け橋 桂子・ハーン-』は、東京・よみうり大手町ホールにて8月5~27日、兵庫・兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールにて9月6・7日、福岡・久留米シティプラザ ザ・グランドホールにて9月13日・14日上演。

 スタッフ、キャストのコメント全文は以下の通り。

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