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三宅唱監督×つげ義春原作『旅と日々』、11月公開決定 シム・ウンギョン&堤真一共演

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映画『旅と日々』(左から)三宅唱監督、シム・ウンギョン、堤真一
映画『旅と日々』(左から)三宅唱監督、シム・ウンギョン、堤真一(C)2025『旅と日々』製作委員会

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 つげ義春の漫画『海辺の叙景』『ほんやら洞のべんさん』を原作に、シム・ウンギョン主演×堤真一共演で映画化した三宅唱監督最新作『旅と日々』が、11月に全国公開されることが決定。キャスト&監督コメントが到着した。

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 劇場公開デビュー作『Playback』(2012)が高く評価され、『きみの鳥はうたえる』(2018)、『ケイコ 目を澄ませて』(2022)、昨年公開された『夜明けのすべて』(2024)と、作品を発表するごとに、毎日映画コンクール、キネマ旬報など国内の賞を席巻、3作がベルリン国際映画祭に出品されるなど、国内外で注目を集める三宅唱監督。

 『旅と日々』は、そんな三宅監督が、つげ義春『海辺の叙景』『ほんやら洞のべんさん』を原作に、シム・ウンギョン主演、堤真一共演で作り上げた最新作。脚本家の李(シム・ウンギョン)が旅先で宿主・べん造(堤真一)と出会ったことをきっかけに、人生と向き合っていく過程を李本人がつづっていく物語だ。ひっそりと身を寄せ合う登場人物たちが、やさしさと愛おしさあふれるまなざしで描かれる。

 うだつの上がらない脚本家の李は、ひょんなことから訪れた雪荒ぶ旅先の山奥でおんぼろ宿に迷い込む。雪の重みで今にも落ちてしまいそうな屋根。“べん造”と名乗る、やる気の感じられない宿主。暖房もない、まともな食事も出ない、布団も自分で敷く始末。しかし、べん造にはちょっとした秘密があるようだ。ある夜、べん造は李を、夜の雪の原へと連れ出すのだった…。

 主人公・李(イ)を演じたシム・ウンギョンは「ここ数年間で読んだ台本の中で最も好きな物語」と評し、「李という役は、私でもあり、そして皆さんでもある。皆さんが映画を見て、李とともに映画館で旅をすることができたら、それは何より嬉しいですね」とコメント。

 宿主・べん造役の堤真一は「とにかく言葉が難しかったので、撮影に入る前から何度も方言指導のテープを聞いていました。普段はここまで全部覚えることはないのですが、今回は、初めてと言っていいほど、しっかりと叩き込んでから撮影に入りました」と役作りの苦労を明かし、「妙に落ち着けて、クスっと笑えるような、そういう作品になると思います」と語っている。

 三宅監督は、つげ義春による原作を「畏怖すら覚えるほど面白く、逃げ出したくなる日もありました」と明かしながらも、「とことん新しい映画が生まれそうだという感触があります」と手ごたえをにじませた。

 映画『旅と日々』は、11月全国公開。

※キャスト&監督のコメント全文は以下の通り。

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<コメント全文>

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