今夜放送『世にも』一夜限りの復活編 斉藤由貴、岡田惠和、バカリズムらの放送35周年祝福コメント到着
■大杉弘美(『夜汽車の男』主演:大杉漣 夫人)
【さまざまな奇妙な物語】を生みだし続け35年、これからもそのエネルギーに期待いたします。
今回、大杉漣が最多出演と初めて知りました。おそらく大杉本人も(えっ?そうなんだ)と驚いているかもしれません。『夜汽車の男』は独特な味わいがあります。気持ちをほころばせつつ、おたのしみいただければこの作品に関わられた多くの方々、そして大杉にとってとてもうれしいことだろうとおもいます。
■石井克人(『BLACK ROOM』(2001)脚本・演出)
――今回復活放送される作品の想い
まず「世にも」の新作をとお声いただいた時、実は以前いた会社を独立しようかなと思っていた頃で、いくつか自主映画を書き溜めていて、そのうちの1本が「世にも」っぽかったので、タモリさんのシーンを付け加えて、すでに描き終えていた絵コンテを提出し、それが採用されました。
その後、樹木希林さんの出演を交渉した際も面白く、久々のドラマ出演で、しかもシナリオが訳わからないのよ、と言っていまして、樹木さんがその時食事をしていた六本木のお店に呼ばれまして、隣でビール飲みながら「出てくださいよー」と言っていたのもいい思い出です、樹木さん曰く、脚本はよくわからないけど、娘さんが「出たほうがいいよ」と言ってくれたおかげで、出演してくれることになりました。ありがたいことです。オタク的な言い回しや、動き方がわからないのよー、とも言っていましたので、現場で僕がやりますから真似してくださいというと、ソレならやるわ!といってくださり、現場でも楽しく過ごしていただきました。
志賀廣太郎さんも当時は、僕は演劇を教えてはいるけど、長めのドラマにはまだ出たことないから心配ですよーと言われていたのですが、CM制作で頻繁に出演していただいていたので、いつも通りで大丈夫ですよ志賀さん面白いから!と励ましつつの撮影でしたが、みなさん撮影が始まってしまえばノリノリで、現場の3日間を過ごしていました。
特に木村さんの気合いは凄まじく、ずっと現場に居続けてナオキの芝居作りや掛け合いを楽しんでいました、ソレ以外に我修院さんの思い出も面白いのですが、これは作品視聴前だとネタバレになるのでやめておきます。
――35周年を迎えた「奇妙」への想い
35年も続いているということで、すごい番組過ぎて、驚きしかないです、まだまだ続いてまた参加できたら嬉しいですね!
――視聴者のみなさまへ
奇妙な部屋で起こる密室劇です。楽しんで見ていただけたら幸いです!ありがとうございます、感謝しています!
■鈴木雅之(『夜汽車の男』(2002)演出)
世にも奇妙な物語を立ち上げたころ 私たちは皆まだ若く 30歳前後の駆け出しのプロデューサー 演出 作家 でした 別の仕事おわりに毎日集まり ワイワイと何か月もかけてうわさのマキオの本をつくったのを思い出します それから35年も経ってしまった
その35年 私も 数多くのドラマや映画をつくってきましたが その作品たちの原点は 間違いなく世にも奇妙な物語にあります
大切なことを ほとんど奇妙を作りながら学んだと言ってもいいでしょう
そんな世にも奇妙な物語を私は 23本ぐらい撮っていると思いますが その中でも 夜汽車の男は 気に入ってる作品の一本です
世にも奇妙な物語のコンセプトに貴方の身近にというのがあり まさしく身近 世界観 ナンセンスの加減等々好みの要素がてんこ盛りでした
最近は少々世にも奇妙な物語から遠ざかってしまっていますが 私自身は 今でも世にも奇妙な物語を撮りたいと思っています 時代が変わると新しい奇妙の種が生まれます まだまだ 世にも 奇妙な 物語 を 楽しみましょう