「ベスト・キッド」はカルチャー界のレジェンド! “鶴の構え” “Wax on, Wax off”世界中にあふれるオマージュたち
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オマージュの波は映像作品にとどまらず、音楽の世界にも根付いている。HIP HOPユニット・Creepy Nutsによる楽曲「japanese」には、“Mr. Miyagi”や“COBRA KAI”といった語句が登場。
TAIKI「KARATE KID」
また、SKY‐HIがCEOを務めるレーベル・BMSGに所属するトレーニーのTAIKIによる楽曲「KARATE KID」は、そのタイトルやミュージックビデオ通りに本作へのオマージュである。そして、イギリスのロックバンド、グラス・アニマルズの「Tangerine」(※参考URL)という楽曲でも“Mr. Miyagi”が登場し、「ベスト・キッド」から着想を得たと明かしている。
Creepy Nuts「japanese」
Glass Animals「Tangerine」
■熱き試合にも欠かせない! あのポージング…
カルチャー界に留まらず、世界中の格闘試合でも登場するのが“鶴の構え”。お決まりかのように、そのポージングは“強き象徴”として国内外でアイコン化している。中でも、ブラジルのMMAファイター、リョート・マチダ(元UFCライトヘビー級王者)は、空手を基盤とした独自のファイトスタイルで知られる存在である。彼が試合中に見せる、低い構えから片足を上げてバランスを取るポーズは、「ベスト・キッド」の“鶴の構え”を想起させるものとしてファンの間で知られている。その他にも、様々な格闘技の試合にて“鶴の構え”を披露する選手は多く、試合後の勝利パフォーマンスや計量時のフェイスオフなどで、ユーモアやファンサービスの一環としても取り入れられている。
今もなお時代を超えて通用し、世代を超えて人々の心をつかみ続けている「ベスト・キッド」。その最新作『ベスト・キッド:レジェンズ』では、オリジナル版で“鶴の構え”やワックスがけをしていた主人公のダニエルを演じたラルフ・マッチオがスクリーンに復帰し、リメイク版においてカンフーの師匠役を務めたジャッキー・チェンと初めて共演。米大手レビューサイト「Rotten Tomatoes」においては、観客スコアが90%以上(※7月14日時点)を維持する高評価を獲得しており、「演技・映像ともに素晴らしい!」「ユーモアとアクションのバランスが絶妙」「オリジナルの精神を尊重しつつ、2つのシリーズを巧みに統合している」など、絶賛の声が相次いでいる。
時代と文化を超えて語り継がれてきた「ベスト・キッド」シリーズに、新たな1ページとして加わる『ベスト・キッド:レジェンズ』。ラルフ・マッチオとジャッキー・チェンというレジェンドによる夢の共演を劇場で体感したい。
映画『ベスト・キッド:レジェンズ』は、8月29日より全国公開。