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イ・ソンギュンさん最期の出演作『大統領暗殺裁判』、キャラクターポスター&撮影裏メイキングカット解禁

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<コメント全文>

■竹中直人(俳優・映画監督)

 タイトルからすると硬い映画に感じるかも知れない。ところが…、あっと言う間の2時間! 俳優たちひとりひとりが実に魅力的で熱い。そして、チョ・ジョンソクのチャーミングなお芝居がスクリーンを見事に包み込む!!

■古川豪監督(『金子差入店』)

 イ・ソンギュンさんの新作を観れるのは最後の作品か、と思えば思うほど、役柄も相まって、とてつもなく寂しく悲しくて。時代と逆行するその生き様に、どこか惹かれてしまう自分がいる。それは命を賭して、実直に筋を通しつづけた男に美しさを感じたからなのかもしれない。もっと観ていたかった。

■古家正亨(MC)

 これまでも何度となく描かれてきた朴正煕大統領暗殺事件。しかしこの作品は暗殺という出来事以降の”犯人“とされるある軍人とそんな彼を弁護する弁護士の人間ドラマにスポットが当てられているのだから興味深い。そんな寡黙な軍人を無の表情と目の動きで演じ切ったイ・ソンギュンとただ真実に向き合う熱血弁護士のチョ・ジョンソク。この2人の演技のアンサンブルが結局、この世の中には一人の力では決して変えられない何かがあることを観客に突きつける。

■西森路代(ライター)

 本作を見て、イ・ソンギュンが目的のためなら手段を択ばぬ選挙参謀を演じた『キングメーカー』を思い出した。『大統領暗殺裁判』で、勝つためなら誇張もいとわないチョ・ジョンソク演じる弁護士の姿と選挙参謀が重なるのだ。選挙参謀は、ソル・ギョング演じる最後まで信念を曲げなかった大統領を思慕していたが、弁護士もまた最後まで信念を曲げなかったイ・ソンギュン演じる軍人の信念に心を動かされる。正反対の役柄なのに、両作品で最後に見せるイ・ソンギュンの表情に何度も泣かされた。

■崔盛旭(映画研究者)

 軍事裁判の歴史(fact)はたまらなくもどかしい。だから映画には歴史の理不尽に立ち向かう弁護士の物語(fiction)が必要だ。私たちはスクリーンを見つめる。「パク・テジュ」とイ・ソンギュンが共に「幸せの国」にいることを切に願いながら。

■田代親世(韓流ナビゲーター)

 大統領暗殺事件自体は題材としてよく描かれますが、その後の裁判の顛末を描いているのが新たな視点!

 曲げられない信念を持つ被告人とその男を救いたい弁護人の一騎打ちにヒリヒリしつつ、命令に従わざるを得ない宿命を背負った軍人の矜持というものが痛々しく感じられる作品でした。

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