倍賞千恵子×木村拓哉、21年ぶり再会! 『TOKYOタクシー』“たった1日の旅”の瞬間写した場面写真解禁

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倍賞千恵子と木村拓哉が共演する山田洋次監督の最新作『TOKYOタクシー』より、偶然の出会いが2人の人生を大きく変える“たった1日の旅”の瞬間を捉えた場面写真が解禁された。
【写真】偶然の出会いが2人の人生を大きく変える―『TOKYOタクシー』場面写真
山田洋次監督の91本目の作品となる本作は、フランス映画『パリタクシー』を原作に、昭和から平成、令和と、日本に生きる人々を長年描き続けてきた山田監督が、刻々と変化する大都市<東京>を舞台に、人生の喜びをうたいあげるヒューマンドラマ。
キャストには、山田監督作品には欠かせない倍賞千恵子、そして『武士の一分』以来19年ぶりの山田組参加となる木村拓哉。さらに蒼井優、迫田孝也、優香、中島瑠菜、イ・ジュニョン、笹野高史など多彩なキャストが集結した。
今回解禁された場面写真には、“ただの送迎”だったはずの道のりが、やがてすみれと浩二にとって、かけがえのない“たった1日の旅”へと変わっていく様子が収められている。紫のコートにサングラスをかけておしゃれをしたすみれだが、タクシーから外を眺める表情にはどこか物寂しさがにじむ。そして、険しい表情でハンドルを握る浩二のカットからは、仕事や家庭の悩みを抱えながらも家族のために働く父親としての哀愁が漂っている。
そんな2人がレストランで食事をするシーンや、イルミネーションに包まれた街中を笑顔で楽しげに歩くシーンも切り取られ、2人にとって特別でかけがえのない1日となったことが伝わってくる。また、浩二の妻・薫と娘・奈菜が楽しそうに笑顔を見せるカットも公開された。一人娘の奈菜は憧れの音大付属高校への進学を夢見ているが、その裏で浩二と薫は高額な学費の支払いに四苦八苦しており…。山田作品らしい、家族愛と人情にあふれたハートフルな物語を予感させる。
本作は、物語の多くがタクシー車内での会話劇によって展開していく。タクシー運転シーンのロケ撮影は、山田組らしく『男はつらいよ』シリーズの寅さんの故郷としてもおなじみの柴又からスタート。すみれと浩二の旅の出発地点でもある柴又帝釈天での撮影では、テスト段階から木村本人がタクシーを運転し、本番も一発OKを決めた。
2人の旅路は東京の名所を巡っていくが、渋滞が多発する都内の交通事情を考慮し、車内シーンの多くは車窓の風景を映し出したLEDパネルの中にタクシーを置いて撮影。本物さながらの映像を可能にするVP(バーチャルプロダクション)技術を採用している。劇場公開作品91作目にして、なおも新しい撮影スタイルに挑み続ける山田監督の姿勢にも注目だ。
映画『TOKYOタクシー』は、11月21日より全国公開。