『E.T.』10.10に金ローで放送! スピルバーグ監督が贈るSFファンタジーの傑作

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スティーヴン・スピルバーグ監督の映画『E.T.』(1982)が、『金曜ロードショー』(日本テレビ系)にて10月10日21時30分から放送される。
【写真】どんどんE.T.がかわいくみえてくる! 映画『E.T.』場面写真
公開当時、スター・ウォーズ(7754億ドル/IMDb)を抜いて全世界でNo.1の約7973億ドル(IMDb)の大ヒットを記録。米アカデミー賞でも音響効果賞など4部門で受賞を果たした本作。これまで一般的だった「宇宙人(Alien)」に代わり「E.T.(THE EXTRA TERRESTRIAL)」という名称を世間に一般化させるほどの社会現象を生み、「宇宙人」=“地球を侵略する怖い存在”から「E.T.」“=友だちになれる地球外生命体”と人々の意識を変える影響を与えるきっかけとなった。
地球に置き去りにされてしまった異星人(E.T.)と、孤独な10歳の少年エリオットとの友情を描いた。監督のスティーヴン・スピルバーグが、両親の離婚など複雑な家庭環境の中にいた自らの少年時代の記憶や思いが込められた作品としても知られている。CGが普及していない当時、得意のアニマトロニクスなどの特撮技術を駆使してE.T.をリアルかつ愛らしい動きに演出している。
脚本は、元「ピープル」誌記者で、当時ハリソン・フォードの恋人だったメリッサ・マシソン。本作は、スピルバーグ監督が『レイダース/失われた《聖櫃》』(1981)の撮影中のチュニジアで思いついたアイデアを彼女に話しながら構想をまとめて行ったとか。音楽はスピルバーグ作品に欠かせないジョン・ウィリアムズ。印象深く感動的なテーマミュージックで作品をよりエモーショナルに彩る。
主人公のエリオット少年を演じるのは当時11歳のヘンリー・トーマス。日本語吹き替えは、公開当初、吹き替え版に難色を示していたスピルバーグ監督が、「この子なら」と自ら指名したという子役時代の浪川大輔(1988年の収録当時12歳)。エリオットの妹ガーティ役を、今やハリウッドの大スターであると同時に、テレビ司会者や映画プロデューサーとしても活躍している、『チャーリーズ・エンジェル』(2000)のドリュー・バリモアが子役時代に演じ、そのかわいらしい演技で「天才子役」として世界中で話題となった。
けがをしたエリオットにE.T.が指を差し出して治すシーンや、エリオットがE.T.を自転車のカゴに乗せて空を飛ぶ、あの有名なシーン、感動的なラストシーンなど、心に残る印象的な場面が数多く登場する本作は、家族みんなで楽しめる作品となっている。
映画『E.T.』は、『金曜ロードショー』(日本テレビ系)にて10月10日21時30分放送。