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福士蒼汰、映画『花臉猫:修羅道』で台湾映画初出演&ハン・ニンとW主演! 「自分の可能性を広げる場所になるだろうと思った」

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<福士蒼汰×ハン・ニン×ワン・イーファン監督 鼎談>

――言葉も文化も違うお二人はどのようにして息を合わせていったのですか?

福士:基本ずっと英語で話してましたね。

ハン・ニン:アクションの対戦シーンが多いので、一緒にみっちり稽古をしてました。稽古の時からすぐに息が合って、すごく順調でした。私たちの対戦シーンはほとんど激しいものでした。福士さんは以前にもたくさんアクション経験がありますし、彼はとても背が高くて、私は小さいので、中にも私が彼を投げ飛ばすようなシーンがあって、「そんなの無理だよ!」って最初は思いました。でも福士さんは本当にすごく上手にリードしてくれましたので、撮影はスムーズに進みました。

――上手だと言われている福士さんですが、どういうふうに準備しましたか?

福士:日本でもアクションの映画とか『仮面ライダー』とかヒーローものをやっていたことが多いので、アクションの基本は知っているし、パルクールという自分の体で塀を登ったり、飛び越えたりするものをやっているので、体を動かすことに関しては楽しんでやれました。

――一番大変だったシーンは?

福士:花臉猫がご飯を食べている中、僕は胡坐で座って、真夏の太陽の下待っていたシーンです(笑)。

――(監督へ)福士さんのシーンで印象的だったのはありますか?

ワン監督:花臉猫が本来いるはずの場所にいないと気づく瞬間の切ない表情。撮影後、スタッフの女性たちは「(かっこよくて)声が出ちゃいそう」と言っていました。僕自身はそうでもなくて、表情を何度か調整しました。最後のテイクを見た瞬間、「これだ!」と思いました。女性たちの気持ちは分かりませんが、あのカットはとても気に入っています。

――ハン・ニンさんも見惚れてましたか?

ワン監督:彼女はその場にいなかったんです。(ハン・ニンに向かって)君が去った後で、彼がひとりで後ろに振り返ったら誰もいないというシーンなんです。僕が「時は夏、周りでは蝉の鳴き声しか聞こえない。その中で孤独を感じる」と説明しました。カメラが寄っていく時、涙目まで行かないけど、彼の目がすごく潤んで見えたんです。あのカットはとても印象的でした。

ハン・ニン:福士さんが台湾に来た初日、監督はずっと彼のそばにいて…。

ワン監督:全く覚えていません(笑)。

――ハン・ニンさん、仲間外れにされた気分でした?

ハン・ニン:おぉ…(ジェスチャーで表現、笑いが起こる)。

ワン監督:僕が緊張していたんです。

福士:でも監督は日本語がすごく上手だから、日本語でもコミュニケーションしてます。

ワン監督:(日本語で)いえいえ、全然ダメです(笑)。

――今回、韓寧さんは「猫系」、福士さんは「犬系」のイメージですが、そういう意味で化学反応のようなものはありましたか?

ワン監督:二人の相性がとてもいいと思います。実は最初にキャラクターについて考えた時、この二人は犬×猫の組み合わせだと気づいたんです。とても面白いコンビだなと思いました。二人が並ぶと、すごくバランスがいいです。

――海外での撮影について日本との違いはありますか?

福士:基本的にやっていることは同じだと思っていて、やっぱり一番違うのは言語差があるということ。言語の差が僕にとっては大変ですが、わからないからいいこともあったりします。

――お互いの印象は?

ハン・ニン:彼を見た瞬間、「この人と戦うんだ」と思って、頭の中にもう「清水」のイメージが浮かんで、すごく緊張しました。でも稽古の時から、彼のプロフェッショナルの一面に触れてきました。どんなに激しいアクションシーンでも、ケガなく終われたのは福士さんのおかげでです。例えば投げたり、ぶつかったりといった強い動きのあるシーンでも、彼の力の加減がいつも的確で、安全でした。本当に感謝しています。

福士:役で見ているので、猫っぽいイメージもありますが。演じているときは激しいんですけど、ただ普段のハンさんは柔らかく、目があうとニコって笑ってくれる、とてもギャップがあるなと思う。

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