目黒蓮が抱いた“継承への思い”―妻夫木聡、佐藤浩市から受け取った“優しさ”と俳優としての“居住い”
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妻夫木聡が主演する日曜劇場『ザ・ロイヤルファミリー』(TBS系/毎週日曜21時)より、目黒蓮(Snow Man)のインタビューが到着。出演発表時、“物語の鍵を握る重要な役どころ”という情報のみだった目黒演じる謎の人物。11月2日放送の第4話でようやくその正体の一端が解禁され、佐藤浩市演じる山王耕造の隠し子・中条耕一であることが明らかとなった。まだまだ謎は残るなか、あす11月9日放送の第5話では、彼の人物像により迫っていくような展開が描かれる。そんな耕一を演じる目黒は、第1話からのナレーションも担当。3話までは声のみの出演だったが、カメラ前での芝居にも劣らない、あるこだわりを持って臨んでいるという。
【写真】目黒蓮、かっこいいアイドル姿からのギャップも感じる場面写真
■ふとした“仕草”から汲み取る親子の共通項
――今回演じられる中条耕一は第4話放送まで役名すら伏せられていたため、どんな役柄でいつ登場するのか、ネットニュースやSNSなどでもさまざまな憶測が飛び交い話題となっていました。
目黒:皆さん考えてくださっているんだなと思いました(笑)。グループのメンバーもみんなで「この役なんじゃないか?」とか「こういう人なんじゃないか」みたいな予想合戦をしてくれていましたが、役柄については事前にスタッフの方から「いっぱい走っておいてください」と言われていた話をヒントに、一貫して「僕は馬なんだ!」っていうことを言い続けて、なんとかその場を切り抜けてました(笑)。
――役柄についてまだ多くを明かせない部分もあると思いますが、耕一を演じるにあたって意識していることを可能な範囲で教えてください。
目黒:そうですね…ようやく出てきたなと思っても、まだ言えないことがたくさんあるので…(苦笑)。耕一を演じるにあたっては、父親である山王耕造のちょっとした座り方とか佇まいなんかも意識してます。浩市さんが演じられている耕造をしっかり見て、全てではないですが「あ、親子なんだな」って分かるようなポイントをピックアップして、自分のお芝居の中に取り入れてみたり。
役柄が伏せられている状態で、耕一のビジュアルから皆さんがイメージするキャラクターの雰囲気と近いものもあれば、少しズレているところも演じる上では意識していて。あまり一緒くたにならないようなキャラクターになったらいいなと思って、(演出の)塚原さんといろいろ話し合いながら一緒にやらせていただいてます。
――物語の途中から登場する役柄ならではの難しさなどはありますか?
目黒:皆さんクランクインされていて、チームとしての形が出来上がっている中、そこに途中から加わるという経験もあまりないので、そういったところでの緊張感はありました。でもキャスト・スタッフの皆さんが本当に優しくて。
妻夫木さんと浩市さんのお二方は本番ギリギリまで話していても、すぐ役に切り替えてお芝居されているんですけど、浩市さんが「俺たちは本番ですぐ切り替えられるけど、もし蓮がそれでやりづらかったり、“なんかこの人たちずっと話しているな”とか思うようだったら、全然言ってね」って、優しく声をかけてくださって。「全然そんなことないです!」みたいな話をしたんですけど、座長の妻夫木さんや浩市さんたちが中心になって、途中から入る僕でも入りやすい環境を作ってくださっているんだな、って強く感じました。

