目黒蓮が抱いた“継承への思い”―妻夫木聡、佐藤浩市から受け取った“優しさ”と俳優としての“居住い”
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――今作は“継承”が一つのテーマとなっていますが、目黒さんが身を置く芸能の世界もさまざまな形で“継承”されていく部分もあるかと思います。これまでに“この人のこういう芸を習得したい”など、目黒さんが目標や指標とされた方はどなたかいらっしゃいますか?
目黒:まさに今この現場で、そのようなことを自分自身ものすごく感じてるのかなと思います。この作品は人間の継承の物語でもありますけど、僕自身も現場で妻夫木さんや浩市さんのお芝居を見て、一緒に物作りをしていく中で、一つでも多くのものを拾っていって自分のものにして、“継承するんだ”という気持ちで取り組んでいるところなんです。
――今作で初共演となる妻夫木さんの印象や、実際に現場で共演されて感じたことなどはありますか?
目黒:妻夫木さんは優しさがにじみ出てるようなイメージの方で、やっぱり実際お会いさせていただいてからも「優しいなぁ」っていう(笑)。僕のクランクイン前から今でも頻繁に連絡をくださいますし、撮影の合間には「あ、ちょっとそこ立ってて、写真撮るから!」って、まるで妻夫木さん演じる栗須の秘書的なテンションで僕の写真を撮ってくださったり(笑)。
なんかお父さんのような、お兄さんのような、本当に優しくて愛がある方なので、「目黒でよかった」って思ってもらえるような良い芝居をして、いただいた愛を少しでも返したいなと思ってます。

