水上恒司&木戸大聖が“歩く・笑う・食べる” 実写『WIND BREAKER』“東風商店街”セットツアー動画到着
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水上恒司が主演し、木戸大聖らが共演する映画『WIND BREAKER/ウィンドブレイカー』より、主人公・桜遥を演じる水上と楡井秋彦を演じる木戸が、圧巻の美術セットをめぐる「セットツアー動画」が解禁された。
【動画】水上恒司&木戸大聖がセットをめぐり、映画の世界を徹底ガイド! 「東風商店街」セットツアー動画
本作は、累計発行部数1000万部を突破した不良漫画を実写映画化。監督は『ブルーピリオド』『サヨナラまでの30分』など、新たな青春映画を生み出してきた萩原健太郎、脚本は『ハケンアニメ!』で日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した政池洋佑が務める。
ケンカの強さだけを信じて街の外からやってきた風鈴高校1年・桜遥役に水上恒司。桜を真っ先に慕い、ケンカはめっぽう弱いが情報収集に長けた楡井秋彦役に木戸大聖。頭脳明せきで、カンフーや合気道を彷彿とさせる独特のケンカスタイルを持ち、右目の眼帯がトレードマークの蘇枋隼飛役に綱啓永。
劇中衣装に身を包んだ水上と木戸が歩くのは、“防風鈴”が守る「まこち町東風商店街」の壮大なオープンセット。
原作ファンにはおなじみの“あの店”から、映画版ならではの細部にまで作り込まれた街並みまで、キャスト自ら徹底ガイドしていく。沖縄でのオールロケによって実際の街のように作り上げられたセットを、笑顔で楽しそうに歩き回る水上と木戸。解禁された映像では、映画の世界をまるごと体感できる。
撮影の合間に行われたセットツアーは、原作のアイコンでもある東風商店街のアーチからスタート。最初にふたりが足を止めたのは、商店街の入口に掲げられた、防風鈴の“口上”の看板。防風鈴の信念が刻まれたこの言葉は、メンバーの生き方や作品全体のテーマを映し出す重要なモチーフであり、劇中でもたびたび登場する。
水上は「映画を象徴するようなセット」、木戸も「この言葉を頭に入れておくと、防風鈴がどんなチームか分かると思う」と語り、ふたりの言葉からも、この看板が作品にとって特別な存在であることが伝わってくる。
原作ゆかりのお店やアイテムが多数登場するのも、本作の大きな見どころ。よく見ると「これはあのお店だ!」と気づけるシーンも多く、ファンにはたまらない再現度だ。手作りパン工房「さぼてん」、桜たちが頬張るコロッケの名店「お肉のつくし」、もんじゃ焼き屋「ペンペンぐさ」―。一見模様のようでいて実は店名が描かれたデザインなど、細部にまで美術の遊び心が光る。
そして木戸が「この商店街で一番印象的だった」と語るお好み焼き屋「まっするぱわー」は、蘇枋(綱啓永)や杉下(JUNON)が圧巻バトルを披露する、映画の重要なアクションシーンの舞台にもなっている。店頭に飾られたとある人形には、2人が「店員役の役者さんにそっくり!」と大盛り上がり。
さらに、劇中で水上演じる桜が思わず「うまい」とこぼす、たいやき店「つゆくさ」では、ツアー中に水上と木戸が実食する場面も。木戸は「桜がたい焼きを食べるところがすごく可愛い」とお気に入りのシーンを明かし、2人の食べ方談義も飛び出すなど、撮影現場の仲の良さがにじむひと幕となった。
ほかにも本作では、原作のお店に加えて映画オリジナルの店舗や装飾も多数登場。タコライス発祥の地・沖縄県金武町に再現された商店街セットは、実際の街並みを活かして撮影を実施。沖縄の街と人々の全面協力によって、“生きた商店街”がスクリーンの中で息づいている。
そんな映画版「東風商店街」の魅力を決定づけているのが、ポップでカラフルな世界観。実写化ならではの鮮やかさで原作の躍動感を体現している。
全編沖縄でのロケについて、加茂プロデューサーは「キャラクターのビジュアルがポップなので、彼らが歩いていても浮かないような世界観を作り上げられる場所として、沖縄という案が出てきました。今回は風をキャラの感情表現として効果的に使っていきたいという思いもあり、沖縄ならば風というコンセプトにも合う」とその意図を語っている。
その言葉通り、映画では“風”が物語と情感を結びつけ、色彩豊かな街並みと見事に呼応。なかでも美術部が細部までこだわったのが“壁”の造形で、台風の多い沖縄らしいコンクリートの質感が、防風鈴の「守る」という信念を象徴している。映画オリジナルの象徴的モチーフとして、物語に静かな力を与えている。
ツアーの締めくくりに、水上は「美術部の“作品”がすごい」とスタッフ陣の情熱を称賛し、木戸も「色使いや壁のペイント、細かい美術の小道具などを大きなスクリーンの中で注目して見てほしい」とメッセージ。2人の仲の良さと作品愛が弾ける映像となっている。
映画『WIND BREAKER/ウィンドブレイカー』は、12月5日より公開。

