上白石萌音、憧れ続けた舞台で栄冠「これまでのご縁が数珠つなぎのように」
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上白石萌音が10日、都内にて行われた「第五十一回菊田一夫演劇賞」の授賞式に出席。幼い頃から憧れ続けた演劇への思いや、作品を通じて得たかけがえのない経験を語った。
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菊田一夫演劇賞とは、日本の演劇界に偉大なる足跡を残された菊田一夫氏の業績を永く伝えるとともに、氏の念願であった演劇の発展のための一助として、大衆演劇の舞台ですぐれた業績を示した芸術家(作家、演出家、俳優、舞台美術家、照明、効果、音楽、振付、その他のスタッフ)を表彰するもの。
第五十一回の菊田一夫演劇大賞には『大地の子』上演関係者一同が選ばれ、菊田一夫演劇賞には、石川禅、佐藤隆紀、上白石萌音、松尾スズキの4名が選出された。
上白石は『ダディ・ロング・レッグズ』のジルーシャ・アボット役、『千と千尋の神隠し』の千尋役の演技が高く評価されての受賞に。受賞のコメントを求められた上白石は「公演初日の舞台袖くらい緊張しています」と少し硬めの笑顔を浮かべながらも、「『千と千尋の神隠し』と『ダディ・ロング・レッグズ』に携わったすべての方々とお客様、そしてこれまでのご縁が数珠つなぎのようになって今日があると思います」と感謝を述べた。
また「幼い頃から演劇が大好きで、演劇がしたくてこの世界に足を踏み入れました」と業界入りのきっかけを明かす。中でも『ダディ・ロング・レッグズ』は「高校生の時から再演のたびに足を運んで、DVDも擦り切れるほど見ていました」と思い入れのある作品であったと告白。上白石はそんな作品に2022年より参加となり、オリジナルキャストである坂本真綾とWキャストでジルーシャ役を務めることとなった。
「(ジャーヴィス役の)井上芳雄さんと坂本真綾さんがお稽古される姿を一番近くで見て、学べたことは本当に宝物です」と感慨深いといった表情を見せ、「その後に“じゃあ次は君がやってみなさい”と言われて稽古場に立つという、なかなか震える体験もさせていただきつつ(笑)。今後思い出した時に、かけがえのない思い出になると思います」としみじみ語った。
『千と千尋の神隠し』では、海外公演にも参加。半数以上が現地スタッフという中での公演だったそうだが「お互いの働き方に影響を受けることも多々ありました。貴重な経験をこれからも大切にしてきたいと思います」と、今後の活動に活かしたいと意気込んでいた。
そんな上白石が「勝手に恩師だと思っている」と語る『大地の子』の演出を手掛けた栗山民也と授賞式で再会できたことも「うれしく思います」と喜びを明かした上白石。この『大地の子』には実妹で俳優の上白石萌歌が出演しており、授賞式に共演者の奈緒とともにサプライズで登場。「これからも演劇という泥臭くて、とても美しいドラマに憧れを抱きながら、日々祈りを込めてお芝居に参加していきたいと思います」と力強い思いを語っていた。

