堺雅人17年ぶりの舞台出演作『スリーゴースト』ビジュアル&コメント到着
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■『スリーゴースト』宣伝ビジュアルに寄せて
主人公が広告代理店のエージェントとして深く関わっていく「リープマインド」。
人は日々の暮らしの中で、過去の記憶をアタマの中の引き出しにしまい込んだことさえ忘れてしまったりする。特に「自分や愛する人が傷ついたコト」に関する記憶は尚更引き出しの奥にしまって、できるだけ触れないようにすることが多々あるもの。しまい込んだ記憶を求めて自分自身の脳の奥深くへと導かれていくイメージを「螺旋階段」に見立てた。そして「螺旋階段」を「上から見下ろしたバージョン」と「下から見上げたバージョン」。この二つの「渦」を並べるコトで、「リープマインド」によって覚醒していく記憶…「見開いた目」を連想させる画を目指した。
河野真一
■作:サイモン・スティーヴンス
パルコとゴーチ・ブラザーズから新作戯曲の執筆を依頼されたことは、私にとって大きな名誉でした。2020年に彼らと共に『FORTUNE』を創作した経験は、今も私の中で特別な時間として生き続けています。
私は、彼らのために、そして彼らとだからこそ生み出せる、完全にオリジナルな作品を書きたいと思いました。何よりもまず、東京についての作品を書きたいと強く願っていました。そうして生まれたのが『スリーゴースト』です。この秋、この作品がプレミアを迎えることに感動を覚えています。
この作品には、東京という街への私の愛情が込められています。執筆にあたって、多くの友人や仕事仲間に案内してもらいながら東京の街をたくさん歩きました。案内してくれた方達にとって大切な場所を訪ね、その目を通して街を見ることで、私は東京をこれまで以上に身近に感じることができました。また、この作品には小津や黒澤の映画への敬愛、そして松尾芭蕉や三島由紀夫への敬愛も息づいています。執筆中、彼らの存在は常に私の心の中にありました。
『スリーゴースト』は、私にとってパーソナルで愛着のある作品です。これは愛と結婚が持つ脆さと可能性についての物語です。同時に、デジタル革命の時代において、人間が新しいテクノロジーのもたらす恐れと可能性の中をどのように生き抜いていくのかを見つめる社会的な作品でもあります。
そして、これはゴーストの物語です。死者たちは、私たちがどこへ行こうと何をしようと、常に私たちと共に生き続けている。
東京の中心で、デジタル時代の愛を描くゴースト・ストーリー。この作品をPARCO劇場で上演できることを、私はとても特別なことだと感じています。
サイモン・スティーヴンス
■演出:ショーン・ホームズ
『スリーゴースト』の演出をさせていただくことに今から大きな期待と興奮を感じています。
堺雅人さんという素晴らしい俳優を中心に、これほど魅力的なキャストの皆さんと創作に取り組めることを大変嬉しく思っています。また、比類なき俳優である段田安則さんと東京でご一緒するのも、これで3作品目となります。
そして本作は、私が長年にわたり実り豊かな創作関係を築いてきたサイモン・スティーヴンスとの新たなコラボレーションでもあります。この美しく、力強い戯曲を舞台上で命あるものとして立ち上げられることを、心から楽しみにしています。
またパルコとゴーチ・ブラザーズとの間で築いてきた、刺激に満ちた実り豊かなパートナーシップを、本作でさらに深めていけることを嬉しく思っています。この作品は、罪悪感、羞恥、そして愛というテーマを、独自の視点から力強く掘り下げる戯曲です。そして幻想性と豊かな喚起力を備えた舞台表現が求められる戯曲です。観客の皆さまをこの物語の世界へと誘い、その心を揺さぶる作品にできることを願っています。
ショーン・ホームズ

