韓国発ミステリーホラー『怪速急行■■行き』戦慄の物語のはじまりを告げる本編冒頭映像が解禁
第29回釜山国際画映画祭のミッドナイトパッション部門に正式出品され、公開初日韓国映画ボックスオフィスNo.1を獲得したミステリーホラー映画『怪速急行■■行き』より、戦慄(せんりつ)の物語のはじまりを告げる冒頭映像が解禁となった。
【動画】戦慄のはじまり・・『怪速急行■■行き』冒頭映像
再生数に伸び悩むホラー系動画クリエイターのダギョンは起死回生を懸けて、国内で最も行方不明者が発生するとうわさされる地下鉄「光臨駅」の都市伝説を動画配信サイトに公開。するとその動画はたちまち万バズし、一夜にしてランキング上位へと躍り出る。さらに再生数への飽くなき欲望が止まらない彼女は、“人が消える”駅の真相を求めて、戻れない闇へと足を踏み入れていく…。
“駅”という慣れ親しんだ空間を舞台に、電車、広告、自動販売機、吊革など見慣れているはずの物が突如として不気味なものに見えてくる。ありふれた日常にある潜在的恐怖を想起させ、他のホラー作品とは一線を画す世界観を構築したのは、韓国で約1200万人を動員した大ヒット作『破墓/パミョ』の制作陣がその才能を見いだした新進気鋭の監督タク・セウン。その手腕を発揮し、乗客が1人、また1人と不可解な現象に見舞われ消息を絶ってしまうホラーと、駅に隠された真実を追うミステリーとしても見ごたえ十分な一作を生み出した。
主人公の動画クリエイター・ダギョン役にはチュ・ヒョニョン。本作が長編映画デビューとなった彼女は、再起のために苦悩する動画クリエイターの情熱的な姿から、恋する女性の純真な姿、“人が消える”駅の謎へと傾倒していく危うい姿まで、幅広い姿を披露している。
そのダギョンに駅の奇妙なうわさを聞かせてくれる駅長役にはチョン・ベス。近所に住むおじさんのような親しみやすい印象と、曖昧で不穏な雰囲気とのバランスで、作品にぞっとする緊張感を与えている。
そしてダギョンが所属するコンテンツ製作会社のプロデューサー・ウジンを演じるのはチェ・ボミン。
解禁された冒頭映像の舞台は、深夜の地下鉄「光臨駅」近くの構内。「ジェゴル、見つかったか?」という無線の声に「誰もいません」と答える駅員の男。「もっと奥を捜してみろ。確かに見た」と指示を受け、「はい」と面倒くさそうな声で答えながら、線路内を懐中電灯で照らすが誰もいない。しかも途中で懐中電灯がついたり消えたり。「なんてこった」と困惑の様子が伝わる。
しかも指示をしていた無線の声が途切れ途切れになり、一瞬明かりが照らした先に何かが。必死に目を凝らしながら「誰かいますか?」というが答えはない。すると、誰かがゆっくり歩いている音だけが響き渡り、慌てて振り返る。が、背後から電車の警笛音とともに赤い光が駅員の男に迫る。これは単なる事故なのか、それとも、何かに導かれた悪夢の始まりなのか。
韓国のZ世代が熱狂した本作がもたらす圧倒的没入感と容赦ない恐怖体験の肝となるのが、舞台となる「光臨駅」だ。
タク・セウン監督は「光臨駅」を単なる「怖い」空間に設定したのではなく、「光臨駅」自体が記憶を持ち、人々を飲み込む「生きた存在」として設定したという。
そのため、光臨駅を設計する際に最も重要視したのは「どこかに存在していそうだが、おそらく存在しないと感じられる、絶妙なバランスを実現すること」。光臨駅は実在の地下鉄の駅をモデルにしているが、「本物のようだが、偽物のような空間」という二面性を強調するため、狭いカメラアングルを選択し、駅が持つ閉鎖感を極大化させた。タク監督は観客に「この駅を初めて見たとき、ソウルの地下鉄のようだけど何かがおかしい、と感じてもらいたかった」と語っている。
映画『怪速急行■■行き』は、7月31日より全国公開。
