『VIVANT』“ブルーウォーカー”花岡すみれ、セットに入った瞬間「太田梨歩になったんだな」強く実感
――太田は乃木に協力していきます。演じながら感じた、乃木の求心力はどこにあると思いますか?
堺さんとお芝居をしていて印象的だったのが、じっと真っすぐ目を見て語りかけてくださることです。こちらに何かを伝えようとする力と同時に、私からも何かを受け取ろうとしてくださる。その“吸引力”のようなものを、実際に向き合っていてすごく感じました。
乃木の瞳には、「この人なら信じていい」と自然に思わせるものがあるんです。ずっと孤独だった太田が「この人なら」と思えた理由の一つも、そこにあるのかなと思います。
――堺さんと実際に対面してお芝居をしたシーンはいかがでしたか?
それまではモニター越しのやり取りが多かったので、2人きりで実際に向き合うシーンでは、かなり緊張していました。
でも堺さんが、「ブルーウォーカーにとっても緊張感のある場面だから、その緊張を生かしていいんじゃないか」というように、ポジティブに捉えてくださったんです。
私は必死に緊張をなくそうとしていましたが、「なくさなくてもいいんだ」と思えるようになって。そのひと言で、自分自身の緊張も役の感情として表現できるようになりました。
――実際にご一緒して、堺さんにはどんな印象を持ちましたか?
堺さんは、私にも「その早口のセリフ、どうやって練習したの?」と、すごく自然に聞いてくださるんです。本当に純粋に興味を持って話しかけてくださるので、「こういうふうに練習してきました」と私も一生懸命お話ししました。
変に謙遜してしまったり、上下関係を感じたりしないような自然な雰囲気を作ってくださる。そういうお人柄も含めて、堺さんが『VIVANT』の撮影現場を支えていらっしゃるんだと感じました。
