西山潤、堺雅人の“乃木力”に圧倒「お芝居がまったくブレない」『VIVANT』インタビュー
――堺さんとの共演で、改めて感じたことはありますか? 第21話でも乃木とFが入れ替わりながら作戦を進めていました。
西山:堺さんは、背中で引っ張るというより、“お芝居で引っ張っていく”方だと思います。撮影現場でも全くミスをしないし、どんな言語のセリフであっても一発で決めてくる。『VIVANT』ってロケ地の都合もあって、物語をかなり行き来しながら撮影するんです。乃木だったりFだったり、リュウ・ミンシュエン(漢字表記:劉銘軒・堺/三役)だったり、いろいろなシーンが前後する中でも、堺さんのお芝居はまったくブレない。
僕自身は連続ドラマをやっていると「あれ? これってあの出来事の後だよね?」と、たまに頭の中で時系列を確認することがあるんです。でも、堺さんはそれを当然のように成立させている。どうやったらそうなれるんだろうと思いますし、ものすごく台本を読み込んでいるんだろうなと感じますが、それをひけらかさない。圧倒的な“乃木力”で現場を引っ張ってくださる。人として「堺さん、かっこいいな」と思います。
――松坂さんとは、撮影の合間にも交流があったそうですね。
西山:桃李さんとは同郷なんです。撮影の休みの日に別班のメンバーで射撃場へ遊びに行ったり、ご飯に行ったりもしました。誰に対しても分け隔てなく接してくださる方なので、すごくうれしかったです。
お芝居では、やっぱり“別班らしさ”がブレない。「こいつはシュウ」「こいつはリー」ってシンシーのメンバーを1人1人確認する、心の声のトーン一つとっても、僕だったらもっと軽くなってしまうかもしれないところを、すごく重く、肝が据わった感じで演じてみせる。もう、お芝居というより完全に“据わっている”んですよね。もっとがっつり共演したいなって、心の底から思いました。
――第19話では、日曜劇場『ドラゴン桜』で共演した西垣匠さんが、黒須の弟・翼に扮した特殊作戦群の隊員としてサプライズ出演しました。出演することは知っていましたか?
西山:知っていました! プロデューサーからも聞いていましたし、衣装合わせの時だったかな、会えたんです。「おう、頑張れよ!」みたいな感じで、ちょっと先輩面しました(笑)。西垣は少し緊張してましたね。
今回は一緒のシーンはなかったんですけど、『ドラゴン桜』からもう5年ですし、こういう形でまた同じ作品に関われたのはうれしかったです。しかも今回は、西垣が特殊作戦群の隊員として僕たち別班員を助ける側にいる。直接会うわけではないけれど、作品の中ではつながっている。それもなんか別班らしいじゃないですか。役者としてもすごく励みになりました。
